長嶋茂雄さん チャンスや大舞台ほど打つ勝負強さ 球宴&日本Sで打率3割超え

[ 2025年6月4日 06:00 ]

長嶋茂雄さん死去

69年、ダッシュする長嶋茂雄(左)と王貞治
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 長嶋茂雄といえば、なんといってもその勝負強さが魅力だった。歴代14位(3日現在)の通算打率・305の好成績を残したが、走者別の内訳を見ると、走者なしでは・295、得点圏では・313、満塁では・328とチャンスになるほど打率がアップ。肩書付きの殊勲安打も通算472本放ち、新人だった58年を皮切りに60、62、63、66年と5度もリーグ最多打者になった。

 また、勝利打点は生涯で259をマークし、60~69、71年とプロ17年間のうち11シーズンでチームトップを記録。残る6シーズンも58年が川上哲治、59年が坂崎一彦、70、72、73年が王貞治、74年が末次利光に次ぐ2位と、勝負を決める一打を打ち続けた。なお、盟友の王は長嶋を上回る289の勝利打点を記録したが、1シーズン平均で見ると王の13に対し長嶋が15と上回った。

 華やかな舞台での活躍ぶりも群を抜いていた。シーズン開幕戦で放った本塁打は通算10本。これは、門田博光(南海)の9本を上回るプロ野球最多記録で、70年から引退した74年にかけては5年連続で放つなど、開幕を心待ちにしたファンにアーチで応えた。

 また、オールスター、日本シリーズにも強かった。通算打率は球宴が・313、シリーズが・343でいずれも歴代1位。公式戦の・305も合わせ、3つの舞台全てで3割超の高打率を残した。公式戦、オールスター、日本シリーズでいずれも3割(公式戦は通算4000打数以上の打者対象)を打ったのは長嶋が初めて。後に鈴木尚典(横浜)も記録したものの、史上2人しかいない大記録だ。

 ≪三塁で歴代最多2172戦出場≫三塁での2172試合出場は、中村紀洋(D)の1971を抑えて歴代最多。三塁手として記録した1767刺殺、5325補殺もプロ野球記録だ。また、67、69、73年にはセ三塁手の守備率1位をマーク。69年の7月17日阪神戦から10月9日中日戦では三塁手のシーズン最多記録となる214守備機会連続無失策も達成と数々の記録を残した。

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