阪神・湯浅が8回1死二塁で完璧火消し「勝ちを消さないように」 貫禄の13戦連続無失点で白星引き寄せた

[ 2025年6月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―0広島 ( 2025年5月31日    マツダスタジアム )

<広・神>8回、2番手で力投する湯浅(撮影・須田 麻祐子)
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 この試合最初で最後の踏ん張りどころに投入された背番号65が、期待に応える力投を見せた。1―0の8回1死二塁で登板した阪神・湯浅が、貫禄の火消しで零封。13試合連続無失点とし、チームの勝利をたぐり寄せた。

 「いつでもいけるように、準備はできていた。大竹さんが本当にいいピッチングをしてくれていたので、なんとか勝ちを消さないように頑張りました」

 序盤から、ほぼ完璧な投球を披露し、1―0のリードを守ってきた先輩左腕から託されたバトンを握りしめ直して打者と対した。代打・野間を4球目の直球で三ゴロ。打球を処理した三塁手・熊谷が、三塁を狙った二塁走者・羽月をタッチアウトにして2死一塁と反撃の機運を一気にそいだ。最後は菊池を直球で押し込んで三ゴロに料理。価値ある2つのアウトを奪い、颯爽(さっそう)とマウンドを降りた。

 国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」からの復帰を目指す1年。今季初登板だった4月29日の中日戦(バンテリンドーム)から着実に結果を積み重ね防御率はいまだ0.00と抜群の安定感を誇る。

 首脳陣の信頼も勝ち取り、僅差の勝ちパターン、そしてこの日のようにピンチでの火消し役と投げるポジションもジャンプアップ。3月時点でも右足のしびれや脱力感に悩まされるなど、不安にさいなまれる日もある。それでも「(症状とは)付き合っていかないといけない」と1軍のマウンドで腕を振り続けて、同じ病気で苦しむ人たちに勇気や力を与えるつもりでいる。

 今季6ホールド目。投げられる喜びを原動力に、湯浅は立ちはだかる壁をぶち破っていく。(遠藤 礼)

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