巨人・田中瑛 無死満塁斬り「黙らせてやろうと」8回窮地の敵地で大仕事!阿部監督100勝目贈った

[ 2025年5月23日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-2阪神 ( 2025年5月22日    甲子園 )

<神・巨>8回、無死満塁のピンチをしのいで雄叫びを上げる田中瑛(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 伝統の一戦に「主砲キラー」がまた生まれた。巨人は22日、延長11回、4時間18分の激闘の末、3―2で阪神を下して連勝。今季初の伝統の一戦でカード勝ち越しを果たした。8回無死満塁から4番手で登板した田中瑛斗投手(25)が、森下を全球シュートで三ゴロ併殺に仕留めるなど1回無失点の好救援。阿部慎之助監督(46)に、通算188試合目での監督通算100勝目をプレゼントした。

 絶体絶命のピンチで内角シュートの連投だ。田中瑛は森下に得意球を続けた。同点の8回無死満塁で登板。カウント1―1からの152キロは、ファウルでバットをへし折った。4球目は左膝の内側への自打球で悶絶(もんぜつ)させた。5球目もファウル。最後は6球続けた149キロのシュートで、ボテボテの三ゴロ併殺に斬った。 「(甲子園の阪神への声援が)むちゃくちゃうるさいなと思って、黙らせてやろうと思って投げました」

 大山も空振り三振。延長戦勝利につなぐ会心の投球だった。前日も7回2死一塁、森下の場面で登板しシュートで遊ゴロ。7日の7回1死一、二塁での遊ゴロ併殺もシュートだった。「リーグトップのバッターなんでベストのボールを投げ続けるしかない」と甲斐のサインに何度も首を振って投げ込み、これで通算4打数1安打。「森下キラー」の秘訣(ひけつ)は「遊び球なしで厳しく、厳しく」だった。

 伝統の一戦はどの時代も名勝負が繰り広げられた。99年には松井秀喜を遠山奨志が13打数無安打、6奪三振と圧倒。当時も遠山の武器は内角シュートで、松井も「何とか捉えたいと内角を意識したが、駄目だった」と語っていた。時が令和に移ると主役は田中瑛。森下とはさらに熱い戦いも想像されるが一歩も引くつもりはない。

 これが阿部監督の監督通算100勝目で「選手が頑張ったり、いろんなサポートしてくれる人、チームの人たちがいて」と指揮官。その一人が春季キャンプから一目置いていた、現役ドラフトで加入した田中瑛だった。これで9試合連続無失点など、19試合に登板して12ホールドをマーク。「監督の助言が僕の生きる道を広げてくれた」。プロ8年目の25歳右腕の恩返しはまだ、続く。(村井 樹)

続きを表示

この記事のフォト

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年5月23日のニュース