昨季ド軍で引退ハドソン「ありがたい時間」世界一リングに笑顔 現在は「子供の“ウーバー運転手”」

[ 2025年5月11日 13:35 ]

<ダイヤモンドバックス・ドジャース>取材に応じるハドソン氏(撮影・木村 揚輔) 
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 昨季ドジャースで引退したダニエル・ハドソン氏(38)が10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦の試合前にド軍のクラブハウスを訪問。ワールドチャンピオンリングを贈呈された。

 ハドソンは2009年にホワイトソックスでメジャーデビュー。ダイヤモンドバックス、ナショナルズなどを渡り歩き、22年からドジャースでプレー。昨季は65試合で防御率3・00と安定した成績を残し、チームの世界一に貢献。ワールドシリーズでも登板を果たした。昨年、ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で勝利し、チャンピオンに輝いた日に現役を退くことを表明した。

 クラブハウスでリングを受け取ると、ロバーツ監督をはじめかつての同僚らと笑顔でハグ。「凄く楽しい。1、2週間前に連絡があって、こっちに来る予定があるか聞かれたので、何とか都合をつけて会いに来ました。ありがたい時間」と球団の心遣いに感謝した。

 リングを受け取った瞬間は「僕の好きなアーティスト、バッド・バニーの曲を流してくれて、素敵な演出でした。とても温かい歓迎をしてくれて、1日だけでも仲間に戻れたことが特別でした」とこの上ない時間だったと笑顔で語った。

 そして、昨年1年を振り返り「言葉にするのが難しい。昨年は大きな期待を背負って始まったシーズンでしたが、その期待に応えることができて、良いグループの一員になれました」と回想。「正直、前のオフシーズンでは、もう野球をやるかどうかも分からなかった。でももう一度挑戦しようと決めて、ワールドシリーズチャンピオンとして終えることができたのは、本当に特別です」と23年シーズン後に一度は引退が頭をよぎったものの現役続行を決断。そして、現役最終年に世界一に輝けたと喜んだ。

 ワールドチャンピオンとしてキャリアを終えられたことについて「僕にとっては凄く大きい。キャリアの初期に腕をケガした時、自分のタイミングで終わりたいって強く思った。ケガやパフォーマンス不振で終わりたくなかった」と胸を張る。

 続けて「昨年が最後だと決めていました。シーズン前半は調子が良くて“本当に引退していいのかな?”と思う瞬間もあった。でも8月頃には体の回復が辛くなって“やっぱり正しい判断だったな”と感じました」と正直に告白。「9月、10月は毎日が戦いでした。でも最後はウォーカー(ビューラー)が最後の3アウトを取ってくれて、僕はベンチから見届けることができた。本当に最高の形でした」とワールドシリーズ第5戦で勝利をした瞬間が忘れられないと振り返った。

 ユニホームを脱いだ今年はどんな日常を過ごしているかと問われると「子どもたちの“ウーバー運転手”みたいな毎日(笑い)」とジョークを飛ばし「でも、それが凄く楽しい。退屈する暇もないくらいです」と家族との時間で大忙しとうれしそうに語る。「野球が恋しい気持ちもあるけど、良いタイミングで区切りがつけられたと思います」とした。

 ドジャースの試合は「中庭で椅子に座ってバーボンを片手に見ている」といい「今は凄く楽しい。ブルペンで毎球に神経を使う必要もない。子どものスケジュールが許す限り、ほとんどの試合を観ています」と外からのんびり観戦していると柔和な笑みで語った。

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