阪神・村上 2回だけで19球ファウル地獄…5失点「踏ん張りきれず」歴史的1勝ならず

[ 2025年4月19日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―5広島 ( 2025年4月18日    甲子園 )

<神・広>2回、二俣にファウルで粘られた村上(撮影・須田 麻祐子) 
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 阪神は18日、広島との首位攻防戦の初戦に2―5で敗れて連勝は2でストップした。先発の村上頌樹投手(26)が、2点優勢の2回にファウル19球など驚異的な粘りを見せた広島打線に屈する形で自己最多の1イニング5失点を喫し4回7安打5失点で降板し今季初黒星。球団では1953年の藤村隆男以来72年ぶりとなる開幕投手の先発4戦4勝はならなかった。 

 快挙がかかった村上の白星は、広島打線の“ファウル地獄”にのみ込まれた。

 「粘り強く投げていけばいいかなと思ってたんですけど、踏ん張りきれなかったのでダメかなと思います」

 どれだけ腕を振っても、スコアボードのアウトカウントが増えない。消耗戦に持ち込まれるように背番号41が聖地のマウンドで苦投。それは2点の援護をもらった直後の2回だった。連打で無死一、二塁のピンチを招いて、菊池に左中間を破られる2点適時二塁打で同点とされると、会沢には9球粘られて四球を献上。森下の犠打で1死二、三塁となって迎えた二俣とは“長い戦い”になった。

 簡単に3球で追い込みながら、必死に食らいつかれファウルは8球を数えた。フルカウントとなって9球目からは5球連続でファウル。最後は14球目の直球が外角低めに外れて四球。結果的に流れを失う痛恨の1球となってしまった。

 矢野の左犠飛で勝ち越されると小園、末包に連打を許すなど自己最多となる1イニング5失点。村上が降板するまでにファウルが計28球を数えるなど、3月28日の開幕戦で8回2/34安打無失点と封じ込めた広島打線の驚異的な粘りに屈した。2回だけで54球を要した右腕は「なかなか前に飛ばなかったんで。そこで空振りを取れれば一番良かったんですけど、バットに当たる球を投げていたということだと思う。力不足」と悔しさをにじませた。

 開幕から3連勝中で、開幕投手の先発4戦4勝となれば球団では1953年の藤村隆男以来、72年ぶり。球団史に名を残すべくマウンドに上がったが、歴史的1勝を逃し、今季初黒星が付いた。

 「点を取ってもらった後の回だったんで、リズム良くいけば勝てたと思いますし、ああいうイニングをつくったので負けた」
 試合後、藤川監督は「あのイニングは相手にうまくやられた。糧にして、また次のゲームにまた行くしか」と切り替えを促すとともに、「対策はできると思う」と次戦では“ファウル地獄”を上回るような快投に期待を寄せた。

 この夜に喫した黒星を取り返すチャンスはまだまだ残されている。(遠藤 礼)

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