日本ハム 新庄監督の“信条”「代打は捕手」で6回猛攻1イニング8得点 開幕から敵地では7連勝

[ 2025年4月16日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム9-3ロッテ ( 2025年4月15日    ZOZOマリン )

<ロ・日>6回1死満塁、タイムリー三塁打の吉田を迎える新庄監督(撮影・長久保 豊)
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 どの場面で誰を起用するか。適切な見極めこそが、監督の最大の役目だ。日本ハム・新庄監督は自らの“信条”と「勘ピューター」を掛け合わせ、導き出したのが、捕手・吉田の代打起用。その采配が見事にはまった。

 「僕の中で大事な場面の代打は捕手。(代打は)吉田君、郡司君、田宮君の3人の選択だった。凄いつながっていいゲームでした」

 0―3の6回だ。1死満塁から遊ゴロやレイエス、万波、石井の単打3連打などで一気に4得点して逆転した。なお1死満塁で、代打・吉田が右中間へ、走者一掃の3点三塁打。22年5月1日ロッテ戦の4回に9得点して以来の、1イニング6安打8得点の猛攻で快勝だ。

 なぜ、「大事な場面の代打は捕手」なのか。新庄監督は「捕手は、外角か、変化球なのか(打つ球を)割り切れる。引き出しがある」と説明。常にマスクの奥で味方の配球を考えているからこそ、打席でも投手の配球を読み、打つことができると考えているからだ。

 実際、吉田は満塁機で相手は死球による押し出しを恐れ、外角攻めと予想。「内角はないと踏み込んでいった」と捕手の勘がさえ、代打コール後に代わった横山の外角直球を捉えた。代わる前の種市との相性では昨季3打数2安打の田宮だったが「種市君と対戦していない吉田君でいってみよう」という指揮官の勘もさえた。他にも郡司、マルティネスら強打の捕手が多く、今後も「捕手代打起用」は肝になりそうだ。

 ZOZOマリンでは昨年7月19日から8連勝。開幕から敵地では負けなしの7連勝で、オリックスが継続中のプロ野球記録の8連勝にあと1に迫った。好調な打線のつながりを重視し、開幕から15戦犠打なしは、95年西武の14戦を抜いて2リーグ制後のプロ野球新記録となった。「いいゲームだった。これがファイターズ」。連敗を2で止めた指揮官は、チームの底力を誇った。(田中 健人)

 ≪ZOZO8連勝≫日本ハムは敵地のZOZOマリンで昨年7月19日から8連勝となり、今季はビジターで7戦全勝。52年のフランチャイズ制導入以降、開幕からビジター7連勝は、今季オリックスの8連勝に次ぎ59年巨人、88年近鉄、02年阪神、12年ロッテ、17年オリックスに並ぶ2位タイ。同一年に2球団が7連勝以上は史上初だ。

【14試合ぶり清宮幸2号】
 日本ハム・清宮幸が得意の球場でアーチを架けた。9回2死で右中間へ2号ソロ。3月28日の西武との開幕戦以来、14試合ぶりの一発で、試合前に従来よりもトップの位置を深くする意識を持ったことが奏功し「ボールの見え方が良くなった」とうなずいた。ZOZOマリンでは過去3年は打率・390、8本塁打と好相性で「打っているので、いいイメージはあります」と笑顔だった。

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