オリックス・宮城 8回1失点で2勝目 雨の仙台で雪辱「悪い思いは捨てていいピッチングできた」

[ 2025年4月14日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス6―1楽天 ( 2025年4月13日    楽天モバイル )

<楽・オ>勝利のハイタッチをかわすオリックスナイン(撮影・木村 揚輔)
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 あの時と同じ雨の仙台で、オリックス・宮城が苦い思い出を払拭する2勝目を挙げた。自己最多132球を投じ、8回1失点。「久しぶりに雨の中で試合だったんですけど、悪い思いは捨てて、いいピッチングができた」と胸を張った。

 悪天候も、苦にしない。最速147キロ止まりでも、制球力重視の投球で相手打線を牛耳った。「コントロールがちょっと良かったので、打たせて取る投球にしようと。実行できて良かった」。岸田監督からも「違うスタイルでも丁寧に投げていましたしね。調整も、マウンド上での姿も全てエースらしい投球だった」と絶賛された。

 7回途中降雨コールドで規定投球回までわずか1回1/3届かず、最優秀防御率タイトルも逃して涙した昨年10月6日シーズン最終戦。試合後、宿舎で辞任を表明した中嶋前監督(現スペシャルアドバイザー=SA)の部屋を紅林と2人で訪れ、感謝を告げた。「ほぼ、クレ(紅林)の話で終わりました。大丈夫と思われたのかは分からないですけど」。新人だった20年、当時2軍監督だった中嶋SAから試合後にかけられた言葉が、自らの投球を見つめ直すきっかけとなった。

 「“おまえ空振り少ないねん。どうすんの?”ってファームの試合が終わってからいきなり言われて。この人めっちゃ怖いな…って」

 そんな恩師へ「ただ頑張っている姿を見て応援してもらえたら一番うれしい」。感謝の思いを抱きつつ、独力でエースの道を歩む。

 チームをプロ野球最長記録更新のビジター開幕8連勝、38年ぶりの両リーグ10勝単独一番乗りに導いた。「去年は関係なく自分らしくピッチングできた」。背番号18が、また一つ成長の階段を上った。 (阪井 日向)

 ○…オリックスは開幕から敵地で無傷の8連勝。52年のフランチャイズ制以降、開幕からビジター8連勝は、17年のオリックスまで過去5度あった7連勝を抜いてプロ野球新記録。フランチャイズ制以前で、セ・リーグ初年度の50年には、松竹が開幕から先攻試合で1分けを挟んで12連勝した例がある。

 ○…オリックスの両リーグ最速10勝は、14年にソフトバンク、阪神と3球団同時に達成して以来。単独で10勝一番乗りは阪急時代の87年以来38年ぶり。

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