リーグ史上初 日本ハム・郡司 12回2死から代打サヨナラ弾 新庄監督「シビ~」

[ 2025年4月12日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2―0西武 ( 2025年4月11日    エスコンF )

12回、代打サヨナラ2ランを放った郡司(中央)
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 日本ハム・郡司裕也捕手(27)が11日の西武戦で劇的な代打サヨナラ2ランを放ち、今季初の4連勝を決めた。延長12回制になった01年以降、引き分け寸前の12回2死からの代打サヨナラ弾はパ・リーグ初。代打での劇弾も球団20年ぶりだ。7回2死まで安打が一本も出ない苦しい展開。0―0で持ち込んだ白熱の投手戦の最後にドラマが待っていた。

 悲鳴にも似た大歓声を浴び、郡司が右拳をぐっと握った。死闘に終止符を打つ自身2度目のサヨナラアーチ。しかも、代打弾という“イケメン”ぶりに自ら酔いしれた。

 「さすがに“俺、かっこいい…”と思いましたね。直球勝負という感じでないかなと思って、中堅から逆方向に打ちにいった」

 引き分けまであと1死という延長12回2死一塁で代打で登場し、一塁走者の代走・松本剛が2球目に二盗。「リラックスして打つことができた」。3球目の直球で追い込まれた後、甲斐野のフォークを右翼席へ。新庄監督から「郡司君、シビ~。渋すぎるね」と称えられ、「渋い?本塁打は渋くない。派手でしょ」と髪をかき上げた。エスコンフィールドシリーズと題して特別ユニホームを着用。黒基調で北海道の青空をあしらった爽やかなデザインがよく似合った。

 昨季は本職の捕手とは違う三塁を主戦場として127試合に出場し、球宴にも初出場する大ブレーク。自身のタオルを掲げるファンが激増し、女性ファンからは「本当にイケメン」と声をかけられることが多くなった。気の利いたコメントを連発する「面白い人」を自認しているだけに「黄色い声援に慣れていない。どう返していいか分からない…」と困り顔だった。だが、殊勲のお立ち台でスポットライトを浴び、ハリウッドスターばりに黄色い歓声に応えた。

 山崎と今井が白熱の投げ合いを演じるなど、延長戦に入っても両軍無得点。最後の最後に均衡を破った今季1号で今季初4連勝を決め、新庄監督は「精いっぱいやって勝ち取れた。連勝とかもう…、関係あるか。寝られん」と興奮を隠せなかった。今季は捕手に専念しつつ内外野もこなし、先発機会は昨年より減少しても郡司は「12球団見ても、こういう使われ方をしているのは僕だけ」と胸を張る。唯一無二の格好いい男なのだ。(田中 健人)

 〇…郡司(日)のサヨナラ弾は昨年8月1日オリックス戦以来自身2本目で、代打では初。代打サヨナラ本塁打は5日DeNA戦の田村(広)以来プロ野球131人で145度目。日本ハムでは05年9月28日ロッテ戦の田中賢介以来20年ぶり14人目だ。また、両リーグの延長制限が12回となった01年以降、ゲームセット目前の12回2死から代打サヨナラ弾は、19年4月6日中日戦の青木宣親(ヤ)以来2人目で、パ初の快挙になった。

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