野村謙二郎氏 田村の成長を感じさせた打撃 追い込まれるも直球を詰まりながらヒットゾーン運んだ

[ 2025年4月12日 05:45 ]

セ・リーグ   広島12―3巨人 ( 2025年4月11日    マツダ )

<広・巨>4回、適時打を放つ田村(撮影・光山 貴大)
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 【野村謙二郎 視点】延長戦に2度突入した中日3連戦を終え、名古屋から移動日なしの試合で巨人に先勝した。チームとして大きな1勝だと思う。

 一番の要因は森下の投球だろう。序盤は真っすぐとカーブ主体の配球で入り、途中からそこにチェンジアップやカットボールを織り交ぜた。本来の彼の投球は、あくまで真っすぐが中心。この日のような投球ができれば、それほど大崩れすることはないだろう。

 打線では、1点を追う2回に菊池が放った2点逆転二塁打が試合展開上大きいが、田村の打撃にも特筆すべきものがあった。

 敵失に乗じて4―2とした4回無死満塁の場面。カウント1―2と追い込まれ、巨人バッテリーは少しシュート回転するフロントドアのような変化球で内角を突いた。手が出なかったのか、ボールと見切ったのか分からないが、それを見送り、5球目の直球を中前へはじき返した。

 打者は、戸郷といえばフォークとまずは考える。それが直球。裏をかかれ、ポップフライか空振りかと見ていたら、詰まりながらヒットゾーンへ運んだ。田村の成長を感じさせる見事な打撃だった。 (スポニチ本紙評論家)

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