広島・二俣 犠打で同点劇アシスト! 口内8針縫う大ケガ後も内角球ひるまず「全然大丈夫です」

[ 2025年4月6日 05:45 ]

セ・リーグ   広島8―7DeNA ( 2025年4月5日    マツダ )

<広・D>9回、二俣は送りバントを決める(撮影・奥 調)
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 広島・二俣が、ここ一番で芯の強さを見せつけた。栗林ら救援陣の乱調で4点差を逆転され、不穏な空気が漂う中で迎えた1点劣勢の9回。“3日前のアクシデント”を乗り越えて平常心で送りバントを決め同点劇をアシストした。

 「チャンスだったので、バントは頭にあった。二塁走者が羽月さんだったので、コーチからも“(打球を)投手の前に殺す感じでいいよ”と。普通に、いつも通りです」

 先頭の代打・野間が右前打を放ち、代走・羽月が代打・会沢の初球に二盗成功。直後に会沢は左手首付近への死球で出塁し、二俣に打席が回った。1ボールからの2球目、内角への150キロ直球にもひるまず、注文通り投前に犠打を決めた。

 「真っすぐだったので、体を少し逃がしながら、しっかり殺せたので良かった。内角球? 全然大丈夫です」

 2日のヤクルト戦でバントの自打球が顔面を直撃。上下の前歯8本が破損し裂傷を負った口内も8針縫う大ケガを負った。目から下を大きなフェースガードで覆い、整復した患部をワイヤで固定したまま、翌3日には新井監督に直訴して試合に強行出場した。
 「恐怖心は当然あると思うし(投球が)抜けるなよ…と祈りながら、親のような気持ちで見ていた。本当によく決めたよ。あの送りバント。素晴らしい」

 絶賛する指揮官。決死の犠打から矢野の二ゴロで追い付き、延長11回にサヨナラ劇勝。二俣はしみじみ言う。

 「今日の試合で(改めて)1点の大事さを知った。打つだけじゃなく、バントもしっかり練習していきたい」

 乱れた試合をチーム一丸で再逆転し、今季初の2連勝。22歳のど根性が何かを変えた。 (江尾 卓也)

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