【関西学生野球】立命大・有馬伽久が3安打13奪三振で完封 “マダックス”逃し「正直、意識していた」

[ 2025年4月6日 06:00 ]

関西学生野球春季リーグ 第1節1回戦   立命大2―0関大 ( 2025年4月5日    わかさスタジアム京都 )

<立命大・関大>完封勝利を挙げた立命大・有馬(撮影・中辻 颯太)
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 立命大は有馬伽久(3年=愛工大名電)が3安打完封で先勝した。

 「去年は春に10連敗していて、そのリベンジというか。開幕戦はすごい大事なゲームなので、絶対に落とせない試合だと思っていた」

 課題の立ち上がりを3者凡退に打ち取って波に乗った。今春のオープン戦では「ほぼ全部の試合で初回に点を取られていた」と振り返るほど。3月24日の明大戦でも初回に2失点するなど乱れたが、片山正之監督は「あの試合から変わった」とエース左腕の低めへの意識が高まった転機に挙げた。

 低めに決まっていたのは新球のツーシームだった。左打者に対しては直球にしろ、スライダーにしろ外角一辺倒だった反省から「もう一つ、何か落ちる球を」と独学で習得。カウント球と決め球で曲がり幅を変えられるほど習熟度を高め、初めて目にした関大打線のバットは何度も空を切った。5回を除く毎回の13奪三振に「出来すぎですね。去年投げてない分、ハマったのかな」と有馬。公式戦で上々の結果を残し、投球の幅が広がったことを実感していた。

 快記録を目前で逃し、悔しさを隠さなかった。8回までに10三振を奪いながら球数は84球。「正直、意識していた」というマダックス(100球未満で9回完封)は9回1死から連打を浴びるなど関大打線の粘りの前についえた。最後は2死満塁の逆転サヨナラ機を招くも「自信のある球を投げようという気持ち」で直球勝負を選択。見逃し三振に斬り、107球で試合を締めた。

 愛工大名電から立命大の球歴は、憧れのDeNA・東克樹と同じ。昨秋ドラフトでは、リーグ戦で投げ合ったこともある関大・金丸夢斗が1位指名4球団競合の末に中日入りした。

 「自分も1位で競合されるぐらいでプロに入りたい。力の差はあると思うんですけど、一戦一戦、成長できるようにやっていきたい」

 リーグが輩出した好左腕の系譜に、自らも続くつもりだ。(石丸 泰士)

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