巨人新助っ人初の開幕2戦連発!キャベッジは連覇の救世主 元同僚・大谷を驚かせた「スピード」も武器

[ 2025年3月30日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人12-0ヤクルト ( 2025年3月29日    東京D )

<巨・ヤ>3回、3ランを放ちナインに迎えられるキャベッジ(撮影・光山 貴大)
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 巨人の新外国人、トレイ・キャベッジ外野手(27)が29日、開幕戦から2戦連発となる2号3ランなど4打点の活躍で、12―0の大勝での開幕2連勝に貢献した。球団の新外国人の開幕2戦連発は初めて。開幕カードは13年から13年連続で勝ち越しが決まり、更新中のプロ野球記録をさらに伸ばした。

 スタンドインを確信し、相棒を回転させるおしゃれなバットフリップを見せた。キャベッジが右中間席へ、2桁得点に乗せる2号3ラン。自慢のパワーを見せつけた新助っ人は2日連続でゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 「打った瞬間に分かるホームランだった。昨日も今日も打線がつながり今後につながる2日間。チームのエネルギーが素晴らしい」

 7―0の3回2死二、三塁。甘く入った金久保のフォークを捉えた。新外国人の開幕から2戦連発は球団初だ。23年にエンゼルス傘下3Aでトリプルスリーを達成。同年7月にメジャーデビューし、大谷(現ドジャース)とも約1カ月ともにプレーした。「思ったよりも足が速いね」と、史上初の「50―50」(50本塁打&50盗塁以上)を達成した男を驚かせたのは「スピード」だった。2回2死二、三塁では一塁へのゴロをオスナが後逸して右翼へ転がる間に、へッドスライディングで一気に二塁へ。阿部監督の走力も買った2番起用にハッスルプレーで応え、ユニホームを泥で汚した。

 吉村禎章編成本部長兼国際部長が「2年前から彼のプレーを見ていた」と注目していた背番号13。大きな期待を受けて来日したが、オープン戦は打率・214でノーアーチと苦しんだ。「自分自身に重圧をかけすぎた。結果を残そうと考えすぎていた」。亀井打撃コーチも「真面目」と評する性格。前日も早出特打で汗を流した。

 「国は違えど、同じ野球。リラックスしてプレーすることにフォーカスする」と迎えた前日の開幕戦で、来日1号を含む3安打。田口から右手に死球を受け、感情をむき出しにする場面もあった。その左腕から試合前に歩み寄られて謝罪された。「“ケガはないか”と来てくれた。自分もエキサイトしてしまった。わざとぶつけたわけではないのは分かっている」と笑顔でハグして和解した。

 2試合で9打数4安打の打率・444、6打点と大暴れし、開幕カードを13年連続の勝ち越しに導いた。阿部監督は「これだけ打っているとマークもきつくなるから、どう対処していくか」と対応力にも期待した。リーグ連覇へ、課題の得点力を解消する救世主が現れた。 (青森 正宣)

≪新外国人の最多はビシエドの3試合≫
 キャベッジ(巨)がチーム新外国人初の開幕1、2戦本塁打。開幕戦からの最多連続試合本塁打は89年ブーマー(オ)の5試合で、新外国人では16年ビシエド(中)の3試合。巨人の最多記録も60年藤尾茂、99年高橋由伸、02年清原和博の3試合となっており、今日打てば新外国人と球団のタイ記録になる。

 ◇トレイ・キャベッジ 1997年5月3日生まれ、米国テネシー州出身の27歳。グレインジャー高から15年ドラフト4巡目でツインズ入団。23年にエンゼルスでメジャーデビュー。同年は傘下3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁でトリプルスリー達成。昨季はアストロズでプレーした。メジャー通算67試合で打率.209、2本塁打、15打点、2盗塁。1メートル88、92キロ。右投げ左打ち。

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