阪神・中野 オール右方向3安打で打率トップ・355 開幕へ「ALL RIGHT」だ

[ 2025年3月22日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―1オリックス ( 2025年3月21日    京セラD )

<オ・神>7回、中野は適時打を放つ(撮影・平嶋 理子) 
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 右、右、右で開幕へ「ALL RIGHT」だ。中野が今春初の3安打をマークし、オープン戦打率を・355まで引き上げて前川(・344)を上回るトップに浮上。28日の開幕戦に向けて、一気に状態を上げてきた。

 「逆方向を意識した中で、タイミングが少し早かったから引っ張り(右)の打球になっているだけ。打席での感覚も悪くない」

 自賛の猛打賞だ。まずは3回1死から一塁左へ転がし、ベースカバーに入った宮城との競走に勝って内野安打。5回2死一塁では本田圭の高めスライダーに対して巧みにバットをかぶせ、右前へ運んだ。極め付きは7回1死一、三塁の第4打席だ。1番・近本が放った中前打の流れに乗り、川瀬の内寄り直球を鋭く叩いて再び右前へ。同点適時打とし、オープン戦初打点を刻んだ。

 「チャンスの場面でどう打つかは自分の課題。近本さんがつなぐ形がシーズンでも出てくる。ああいうところで自分が打つ、打たないで全然流れも違う」

 昨年の今ごろは暗いトンネルの中にいた。2年連続日本一を期し、24年シーズンへ向けた準備を進める中で、中野のバットから音がやんだ。3月19日のソフトバンク戦では5打席連続三振。22日オリックス戦終了時点で34打席連続無安打となり、打率は・065まで沈んだ。今年は違う。バットのグリップを耳の高さまで下げる新フォームも板につき、ドジャースとのプレシーズンゲームではサイ・ヤング賞2度の左腕・スネルからも快音。「昨春のこと(不調)をいい意味で忘れている。」ときっぱり。生まれ変わった中野がいる。

 「後ろに(佐藤)輝がいるので(相手は)自分で勝負したい。早い段階で仕留めたい」

 守備では遊撃・高寺との初コンビもそつなくこなし、1―1の9回では先頭・西川の一、二塁間のゴロを鮮やかに処理した。つなげて還せて守れる究極の「2番・二塁」。一皮むけた28歳が、猛虎進撃のキーマンだ。 (八木 勇磨)

 ▽中野の24年オープン戦 チーム18試合中16試合に出場して54打数7安打の打率.130、3打点。4試合目の3月2日、日本ハム戦3回に右線2点二塁打でオープン戦初安打&打点をマークし、3試合連続安打と好調気配を見せたが、9日のヤクルト戦から22日オリックス戦にかけての8試合では一転して34打席連続無安打に苦しんだ。ラスト2試合の23、24日オリックス戦では連続マルチ安打の8打数4安打1打点と奮闘。

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