【虎番リポート】阪神の「SHO」屋宜打撃投手はドジャース・大谷と8年ぶりの再会を待ちわびる

[ 2025年3月14日 05:15 ]

日本ハム時代の屋宜打撃投手(左)と大谷
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 ドジャースとのプレシーズンゲームに臨む藤川阪神の中で、大谷翔平と最も近しい関係と言っていい。背番号102、屋宜照悟打撃投手。12年ドラフトで日本ハムから6位指名を受け、同1位だった大谷とは同期入団だ。

 「鎌ケ谷の寮では、当時、同じ5階の部屋に住んでいた。大谷は、ずっと部屋にいたと思います。どこかに出かけるとか、あまり聞いたことがなかった」

 開幕スタメンを果たした大谷に負けじと、屋宜も1年目の8月にプロ1勝。3年目にはキャリアハイの18試合に登板し、2勝を挙げた。投打二刀流の過酷な道を歩む若武者にとって、社会人を経由した寡黙な先輩は心を許せる数少ない存在だった。同年のある日には、札幌での試合後に2人ですしをつまみながら、野球談議に花を咲かせたこともある。下世話な話でスミマセン。支払いはどっちが――?

 「大谷が“払う”って言ったんですけど、自分が払いました。大谷はその当時(年俸)1億円に乗ったくらいかな。自分は800万円くらい(笑い)」

 17年7月に屋宜はヤクルトへトレード移籍したが、結婚や引退の際には祝福や慰労のメッセージが届いた。「(引退時は)次の道でも頑張ってください、と。やっぱ凄いな」。実直な男との約8年ぶりの再会が、目前に迫ってきた。

 「試合前、大谷が打っているときに、ベンチから呼ぶくらいじゃないですか。裏まで会いに行ったら、阪神の(背番号)3桁が大谷の何の知り合い?とザワつくかもしれない」

 律義な2人の「SHO」の絆は、今も確かにつながっている。(八木 勇磨)

 ◇屋宜 照悟(やぎ・しょうご)1989年(平元)3月29日生まれ、沖縄県出身の35歳。中部商、国士舘大、JX―ENEOSを経て12年ドラフト6位で日本ハム入団。13年8月1日のロッテ戦でプロ初勝利。15年にも救援で2勝。17年7月に杉浦とのトレードでヤクルト移籍。19年限りで現役引退。通算成績は24試合で3勝0敗、防御率7・11。20年から阪神で打撃投手を務める。1メートル78、84キロ(現役時)、右投げ左打ち。

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