【高校野球】今秋の国スポで7回制を導入 公式戦で試合時間や投手の球数など影響を検証

[ 2025年2月22日 05:30 ]

阪神甲子園球場
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 日本高野連は21日、大阪市内で理事会を開き、9月28日から滋賀県内で開催される国民スポーツ大会での7回制導入を承認した。高校野球の公式戦では初の試みとなる。全国大会の一つである同大会は、出場8校が休養日を含む4日間で決勝まで戦う過密日程で行われる。天候不良が重なった場合でも全日程を消化する可能性を高め、秋季大会と日程が重なっている高校の健康面にも配慮することを理由に、同大会での導入が決まった。

 高野連は選手の障害予防などへの効果を期待し、昨年6月から7回制に関する議論を進めてきた。井本亘事務局長は「実際にどこかで(7回制に)取り組む方法がないかを模索していた。検討会議の資料にしたい」と言及。公式戦で導入することで試合時間や投手の球数などへの影響を検証し、各都道府県大会や甲子園大会でも導入すべきかを検討する。

 7回制の導入可否は、今年中に結論を出す方向で議論が進められている。その重要な判断材料の一つとなる熱中症対策への効果は、9月下旬開催のため検証が難しい状況だが、井本事務局長は「7回制は暑さ対策のために導入すると思われているが、高校野球をとりまく環境の変化の中で検討していることで、そこだけに着眼しているわけではない」と説明。同大会での7回制導入は、3月4日の国民スポーツ大会委員会での審議を経て最終決定される。  (河合 洋介)

 ▽7回制導入に関する議論の経過 日本高野連は昨年6月、「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ(WG)」を発足。WGは4度開かれ、整理した長短所を同12月6日の理事会で説明した。WGは昨年末で活動を終了し、今年1月からは「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」を新たに始動。同会議は、12月開催予定の理事会で7回制導入に関する対応策の提出を目指している。

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