全日本大学野球連盟が審判研修会 「映像検証」でスキルアップ 小山審判部長「選手のために技術向上を」

[ 2025年2月22日 18:01 ]

審判員の技術向上を狙う小山審判部長(撮影・柳内 遼平)
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 全日本大学野球連盟は22日、神奈川県平塚市で審判研修会を開催した。

 北海道から九州まで全国の大学野球リーグに所属する86人の審判員が集結した。一塁の「セーフ・アウト」の判定練習ではジャッジした直後に、タブレットで撮影した映像を用いて正否を確認。同連盟の小山克仁審判部長は「判定精度を上げるために自分の姿、判定を見ることが大切。選手のために技術を高めていきたい」とした。

 一塁ベースを踏む走者の足、一塁手のミットに収まる送球。どちらの到達が早いか、並んだ2人の一塁審判員がジャッジする。時には「セーフ!アウト!」、「アウト!セーフ」と判定が食い違う。判定を終えると、後方で撮影していたスタッフとともにチェック。判定の正否、そして何より、自分がどのような姿勢でジャッジしているか一目瞭然だ。小山審判部長も審判員たちの一挙手一投足に目を光らせた。

 「一塁のフォースプレーの精度を上げないといけない。そのためにはどうすればいいか、スタッフが考えてくれて(映像検証を)取り入れました。審判員はなかなか自分の姿を見る機会がありません。選手が映像や数値などを駆使して技量を高めるように、審判員も積極的に新たなツールを取り入れることにチャレンジしたいです」

 午後には高校野球の甲子園大会で活躍した審判員として知られ、スポーツメンタルトレーニング指導士の資格を持つ西貝雅裕氏が「審判員のメンタルトレーニング」をテーマに講習を行った。大舞台においても平常心でジャッジするためのテクニックなどが紹介され、参加した審判員も熱心にメモを取った。小山審判部長は「審判員が試合中にマイナス思考になると次のプレーにも影響を及ぼしてしまう。“ウエイトトレーニングと同じで、練習すれば心も鍛えられる”と西貝さんから聞きました。審判員はメンタル面もスキルアップしてほしいと思って研修会に導入しています」と狙いを明かした。

 7月には日本開催となる日米大学選手権の大舞台が控えており、小山審判部長は「この研修会で最新の情報は伝えていますので、それを咀嚼して、実戦の中で経験を積み上げていけば判定の精度を上げられると思います。それが、やがては日本の野球界の発展につながっていく」と期待した。研修会はあす23日まで行われる。(柳内 遼平)

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