16年ぶり復活 日産自動車野球部の体制発表に29社48人の報道陣 監督「野球を通じて会社を元気に」

[ 2025年2月17日 13:30 ]

復活初年度に挑むナインたち(撮影・柳内 遼平)
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 16年ぶりに活動再開した日産自動車野球部が17日、神奈川県横須賀市内で選手、指導陣などの体制を発表した。

 午前中は横須賀スタジアムで打撃練習、ノックなどの練習を公開し、午後からは工場内の一室で体制発表会が開催された。

 復刻されたユニホームに袖を通した伊藤祐樹監督は「今、弊社も厳しい状況にある中で野球を通じて従業員の方々、会社を元気にしたい。それが横須賀市の発展にもつながればと思いますので、頑張っていきます」と意気込んだ。

 投手7人、捕手2人、内野手7人、外野手6人の計22選手が令和の日産自動車第1期。茨城日産から加わった石毛大地外野手以外は大学野球でプレーした新卒選手が並んだ。チームは既に1月14日から練習を開始しており、今後は3月4日に初の対外試合、同19日に開幕する「JABA春季神奈川県企業大会」が公式戦の初陣となる。

 指揮官は「本番は都市対抗予選。そこまでに挑んでいけるチームをつくれるか。1カ月経った中、素直に彼らの成長スピードの早さを感じています。半年かけてより、中身の詰まったものにしていきたい」と見据えた。

 本業においては、13日にホンダとの経営統合に向けた合意の撤回が発表され、大きな話題となった。報道陣からは「経営が厳しい状況で野球をやることでどういった影響をもたらしたいか」と直球質問も飛んだ。「これから日産自動車が復活していく中でいろいろとチャレンジしていかなければいけないこともあるでしょうし、苦労することが多いかと思うんですけれども、そういった中で我々もフレッシュなメンバーで強豪相手に戦っていく、そういった姿を見せ、会社を元気にしていければと思います。勝つことで皆さんも喜んでいただけますし、力にもなってくる。(チームの)皆と意識を共有してやっていきたい」と伊藤監督。ENEOS、東芝、三菱重工Eastなど強豪ひしめく西関東地区で結果を出すことを誓った。

 日産自動車野球部の拠点となる横須賀市の上地克明市長は「廃部になった時の衝撃はいまだに忘れられない。ようやく復活できて大変うれしく思います。横須賀のアイデンティティーの1つと思っていますので期待しています」とした。

 ▽日産自動車野球部 1959年(昭34)創部。都市対抗は29度の出場で優勝2度(84、98年)、日本選手権は16度出場し03年に優勝した。85年発足の日産九州も都市対抗に6度、日本選手権に9度出場した。08年にリーマン・ショックの影響で業績が悪化し、野球部は09年12月を最後に活動を休止していた。主なプロ野球選手として元広島の梵英心(現オリックス内野守備走塁コーチ)や、西武の熊代聖人2軍外野守備走塁コーチらを輩出した。

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