ヤクルト・村上 外野挑戦!日本ラストイヤーVへ高津監督練習要請 プロ初右翼あるぞ!

[ 2025年2月15日 05:30 ]

右翼の守備練習を行う村上(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(25)が14日、沖縄・浦添キャンプで外野用のグラブを手にして右翼の守備練習を行った。2年連続5位から巻き返しを目指す高津臣吾監督(56)が、選手起用の選択肢を増やすために要請。フリー打撃では35スイングで16発の柵越えを披露するなど、メジャー挑戦前の日本ラストイヤーでチームを3年ぶりのリーグ優勝に導くために、順調に調整を進めている。

 “異変”が起きたのは、午前中のフリー打撃が始まって間もなくだった。外野用のグラブを持った村上が右翼のポジションに就き、無難な動きで打球を処理していく。今春キャンプで初の光景。ファンと報道陣の視線が、背番号55に集中した。

 「(外野守備を)やれと言われたので、指示に従ってやったという感じです。西都でもやりました」と村上。昨年12月の右肘手術の影響で10日まで参加していた宮崎・西都の2軍キャンプでも、外野の守備練習は行ったという。外野の守備練習はプロ入りしてから初。中学時代に右翼を守った経験はあるが、高校(九州学院)では一塁手と捕手だった。そんな村上が、この日に使ったのは自身専用の外野用のグラブ。「作れと言われたので作りました」と明かした。

 異例とも言える主砲の外野守備練習。高津監督が、その真意を説明した。「チームのことを思うと、これも選択肢の一つ」。三塁が本職の村上が、昨季は13人が出場するなど固定できなかった右翼を守ることができれば、起用のバリエーションは確実に増える。打撃が売りで楽天からFA加入した茂木が三塁に入れば、超攻撃型オーダーを実現させることもできる。

 昨季終盤、村上に直接「来年、外野の準備もしておいてくれ」と伝えたという高津監督は「(村上の)打つ方に悪い影響が出ないようにしたい。総合的に試合に勝てる布陣になるのかを検討し、本人ともコーチとも話して進めたい」と慎重な姿勢も示す。村上は「僕はサード一本でやるつもり」と三塁への強いこだわりを示したが、フォア・ザ・チームの精神も持ち合わせており「チームにそういうふうに言われたら、やれる準備はしたい」とも続けた。

 1軍に合流して2日目のフリー打撃では35スイングで16本の柵越え。3連発1度、4連発2度でスコアボード直撃が4本もあった。ドジャース・大谷のような圧倒的な飛距離を見せ、その後の50分間の特守は三塁で124本のノックも受けた。

 2年連続5位から巻き返すチームのためだけでなく、来季はメジャーに挑戦する村上にとっても外野挑戦は間違いなくプラスになるはず。「右翼・村上」の今後が注目される。(秋村 誠人)

 ≪昨季右翼のレギュラーは不在≫昨季のヤクルトの右翼出場選手は合計で13人。丸山和が最多の85試合で守ったが、そのうち先発右翼はわずか47試合と、右翼のレギュラーは不在だった。なお、村上はプロ入り以来、外野での出場がなく、三塁が643試合、一塁が255試合となっている。

 ≪巨人・岡本も外野の練習≫過去5年間で村上と常に本塁打王など打撃タイトルを争ってきた巨人・岡本も、今キャンプでは外野の練習を精力的に行っている。17年から外野での出場があり、昨季も15試合で左翼に就いた主砲は、初日から外野手用グラブで外野ノックを受けた。「僕は可能性があるポジションが多い。入れるときに入っておこうと」と今季も一塁、三塁と3ポジションに備えている。

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