ソフトバンク伊藤優輔 上々の新天地デビュー!大谷ら利用施設利用で変化球改良

[ 2025年2月14日 05:25 ]

<ソフトバンク宮崎キャンプ>ライブBPに登板する伊藤(撮影・成瀬 徹)   
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 ソフトバンクの新戦力・伊藤優輔投手(28)が13日、ライブBP(実戦形式の打撃練習)でベールを脱いだ。巨人へFA移籍した甲斐の人的補償で加入した右腕は、昨年オフに古巣の勧めでドジャース・大谷らも利用する「ドライブライン・ベースボール」の最先端技術を体験し、スライダーとフォークを改良。その2球種でも三振を奪うなど打者8人を無安打3奪三振と満点デビューを飾り、先発ローテーション入りへアピールした。

 “巨人遺産”が新天地で威力を発揮した。FA移籍した甲斐の人的補償で巨人から加わった伊藤が、初の実戦形式のライブBPに登板。進化したフォークとスライダーの2球種を武器に打者8人を無安打3奪三振と満点デビューを飾った。

 「フォークは浮いたりする球が多かったので、握りを変えました」と振り返るのは最初の柳町との対戦。2球で追い込み、大きな落差のフォークで空振り三振に仕留めた。この日、他の投手からは2安打と気を吐いた柳町は「球も速くて、フォークも凄く落ちていた。迫力がありました」と能力を評価する。

 5人目に対戦したドラフト2位の庄子(神奈川大)は、大きく横に曲がるようにしたスライダーで空振り三振。握りを変えたことで大谷も操るスイーパーに近い変化となり「理想的な曲がり方になりました。打者の反応を見るかぎりでは、いい感じです」と手応えを口にした。

 球種の改良は移籍直前に始めた。「ジャイアンツの最後にドライブラインへ行かせてもらった。ピッチデザインをしていただき、アドバイスをもらった」。昨年12月に巨人の球団関係者に勧められて、米シアトルの練習施設「ドライブライン・ベースボール」が日本で開催した体験イベントで最新技術に触れた。変化量を参考にし、フォークとスライダーの握りを変えたことがはまった。

 倉野投手コーチは「球速はもう少し出る。先発の適性はあると思う。今は先発として考えています」と語った。この日、直球の最速は144キロだったが、過去には156キロをマークしている。開幕ローテーション入りが決まっていたスチュワートが左脇腹を痛めて開幕微妙。伊藤は16日の紅白戦に登板する予定で、先発候補として挑戦していく。

 巨人時代は救援で昨季は2軍の守護神も務めた右腕は「(先発挑戦は)意気に感じているし、期待に応えたい。1年間、1軍にいることが最終目標」と言った。古巣ではメジャー移籍した菅野の穴を埋める存在とも期待された28歳が、成長を続ける。掘り出し物の予感が高まっている。 (福浦 健太郎)

 ◇伊藤 優輔(いとう・ゆうすけ)1997年(平9)1月14日生まれ、東京都出身の28歳。3歳から野球を始める。尾久八幡中では荒川ウェーブに所属し、3年夏に関東4強。都小山台では3年春の甲子園に出場。中大では1年春からベンチ入り。3度経験した入れ替え戦をいずれも残留に導く。三菱パワーを経て、20年ドラフト4位で巨人に入団。1年目に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、育成契約。24年7月に支配下復帰し、昨季8試合に登板して1ホールドを挙げ、防御率1・04。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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