阪神・湯浅 手術後初の実戦形式登板で早くも最速150キロをマーク「無事に終われてホッとしている」

[ 2025年2月13日 05:15 ]

<阪神2軍キャンプ>子供らにサインする湯浅 (撮影・奥 調)
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 阪神・湯浅京己投手(25)が沖縄・具志川キャンプで12日、「胸椎黄色じん帯骨化症」の手術後、初の実戦形式となるシート打撃に登板した。打者6人を安打性1本に抑え、最速150キロをマーク。順調な回復ぶりを自らの手で証明した。投球後には、23年WBCで同僚だったパドレスのダルビッシュ有投手(38)も取り組む、左腕でのキャッチボールを敢行。新たな調整法も取り入れ、スケールアップする。

 アツアツな完全復活に向けて、大きく前進した。湯浅が術後初の実戦形式となるシート打撃に登板。早くも最速150キロをマークするなど、打者6人に27球を投げ安打性1本に封じた。

 「いつもと違う変な緊張感があったんですけど、とりあえず無事に終われてホッとしてます。最初のバッターの時だけちょっと力んだなとは思うんですけど、その後からは楽しんで投げられたかな」

 順調な仕上がり具合を結果で示した。昨年7月10日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦以来217日ぶりの実戦復帰。先頭の渡辺には四球を与えたが、すぐさま立て直した。全球ストレートの真っ向勝負は、球威も抜群。平田2軍監督は「27球をこの時期に投げられたっていうだけでもう、順調に来ていますよ」とうなずいた。

 新たなルーティンも取り入れた。投げ終わった直後に向かったのはブルペン。23年WBCで大きな影響を受けたダルビッシュも取り組む、左腕でのキャッチボールで入念に体をほぐした。

 「(手術で)背中を切っているので、投げ終わりとか硬くなりやすい。左でバランスを整える意味もある」

 全身のバランスを整えることができれば、故障のリスクを軽減することができる。加えて、投球時の再現性を高める効果も期待大。22年に記録した自己最速の156キロは、現段階でも決して遠い数字ではない。

 昨年8月下旬に手術を受け、国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」からの復活を期すシーズン。厳しいリハビリを乗り越え、再びマウンドにたどり着いた。「順調に来られていたと思います。本当にひどくならずに、ここまで来られたのは自分の中でもホッとしている」。屈託のない笑顔が充実感を物語っていた。

 今月22、24日には練習試合も控える中、15日からの第4クールで2度目のシート打撃に登板する予定だ。「自分の思った通りに投げられるように、ブルペンからしっかりやれれば」と力を込める。22年には45ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕。多くの虎党が待ち受ける聖地へ向け、ひたむきに歩み続ける。(山手 あかり)

 ≪湯浅の経過≫
 ▽24年8月25日 福島県内の病院で「胸椎黄色じん帯骨化切除術」を受け、退院。

 ▽9月16日 約20メートルの距離でキャッチボールを再開。

 ▽10月22日 秋季練習初日、藤川新監督から「慌てなくていい」と激励され、春季キャンプに意欲。

 ▽11月20日 契約更改交渉に臨み、開幕1軍と勝利の方程式入りの2大目標を掲げる。

 ▽同30日 術後初めてのブルペン入り。

 ▽25年1月10日 リハビリの拠点を鳴尾浜から沖縄に移す。

 ▽2月1日 具志川キャンプ初日、ブルペンで直球のみ30球を投じる。

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