阪神新助っ投は奪三振マシン 前ブルワーズ・デュプランティア獲得決定的 最速157キロと多彩な変化球

[ 2024年12月18日 05:15 ]

ジョン・デュプランティア(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 阪神が、来季、先発候補の新外国人に前ブルワーズのジョン・デュプランティア投手(30)を獲得することが17日、決定的となった。

 この日、大リーグ公式サイト「MLB.com」のアダム・マッカルビ記者が自身のX(旧ツイッター)に「ブルワーズの招待選手だったデュプランティアが日本の阪神タイガースでチャンスを得るためリリースされた」などと、投稿。阪神の球団関係者も「そう(獲得すると)聞いています」と認めた。

 デュプランティアはダイヤモンドバックス時代の19年にメジャーデビュー。同年は15試合(先発3試合)に登板し1勝1敗、防御率4・42だった。21年は4試合すべてで先発起用されたが0勝3敗、防御率13・15と結果を残せずに降格。その後は一度もメジャー登板はなく、ドジャース。フィリーズなどマイナーを渡り歩き、今季は6月までメッツのマイナーでプレーし藤浪とも同僚だった。

 近年の実績は乏しいものの、18年にはダイヤモンドバックス内で有望株1位にランクインされた逸材。直球の最速157キロ、平均は150キロ超で、カーブ、スライダー、ナックルカーブなど多彩な変化球も駆使。一番の武器はマイナー通算10・45をマークした高い奪三振能力。弓を引くように右腕を大きく後方に動かす独特の投球フォームで「K」の山を築いてきた。

 球団は先発として起用する方針。先発では今季ローテーション入りして8勝を挙げたビーズリーがいるが、大きく曲がるスイーパーを操るビーズリーとはタイプが違い、デュプランティアが加入となれば厚みは増す。

 先発、中継ぎをこなせる前フィリーズのニック・ネルソンとともにタテジマに袖を通すことは決定的。メジャーの元有望株が奪三振マシンと化して日本でのブレークを狙う。

 ◇ジョン・デュプランティア 1994年7月11日生まれ、米デラウェア州出身の30歳。ライス大から16年のドラフト3巡目(全体89位)でダイヤモンドバックスと契約。19年4月1日のパドレス戦でメジャーデビュー。21年の自由契約まで19試合に登板した。以降はドジャース、フィリーズ、メッツ傘下のマイナーなどでプレー。今オフにブルワーズとマイナー契約を結んだ。1メートル93、102キロ。右投げ左打ち。

 ▽奪三振率 投手が9イニングあたり、いくつの三振を奪えるかの指標。値が多いほど自力でアウトを取る能力が高い。今季NPB投手(規定投球回以上)の最高は今井(西)の9.71で、セ・リーグは高橋宏(中)の8.14。近年で10以上は千賀滉大(メッツ)がソフトバンク時代の19年11.33と20年11.08、山本由伸(ドジャース)がオリックスで20年10.59、今永昇太(カブス)がDeNAの23年に10.58と、後にメジャー挑戦する投手の到達が続いている。阪神投手の到達は井川慶の04年10.24が最新。

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