阪神・前川 球団日本人初の4戦連続V撃狙う 「一試合一試合準備していきたい」

[ 2024年9月20日 05:15 ]

打撃練習に汗を流す阪神・前川(撮影・北條 貴史)
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 阪神・前川が、20日のDeNA戦で大記録達成を狙う。目下、3試合連続で勝利打点をマーク。球団の歴史を振り返っても2リーグ制以降、4試合連続は85年バース、95年グレンの外国人助っ人のみで、日本人では球団初となる4戦連続の快挙が懸かる。

 「(今後の戦いで)特に張り切るとかはない。一試合一試合、準備していきたい」

 高卒3年目ながら、泰然自若の構えで臨み、好結果につなげている。15日ヤクルト戦での決勝4号ソロに始まり、16日の同戦は勝ち越しの中犠飛、18日の中日戦では難敵・高橋宏から先制の中前適時打を放った。8月末に陥った不振からも脱却し、直近5試合は15打数7安打(・467)、1本塁打、4打点。好調な中軸の後に、頼もしい21歳が控える。

 移動日だったこの日は、午前中に井上、小野寺らとナゴヤ球場の室内練習場で打ち込みを行い、横浜へ向かった。20日の相手先発は右腕・森唯を相手にスタメン出場が濃厚。一方、左腕・浜口が先発見込みの21日については、岡田監督は別のプランを明かした。

 「浜口がくるみたいやからな。ここにきて初めてのピッチャーやからな。今、調子ええから、あんまり左いってな崩すと嫌やしな」

 プロ初対戦の左腕で好調な打撃を崩さないように“あえて”の代打待機を示唆。DeNAのブルペン陣は森原、ウェンデルケン、伊勢、ウィックら右腕がそろうことから、勝負どころで起用される見通しだ。「捨てる打席というのはない。結果を一打席一打席残せるように頑張ります」と前川。残り9試合でも、フォア・ザ・チームの打撃を心がける。(石崎 祥平)

 ○…2リーグ制以降、4試合連続勝利打点は、87年秋山幸二(西)の5試合を含めて、今季6月の西川(オ)まで16人が記録。阪神では85年バースと95年グレンの2人で、前川が達成すれば29年ぶり。日本選手では初めてになる。

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