大谷翔平 3戦ぶり復調のマルチ安打 第3打席の12打席ぶり安打から2打席連続適時打で同点

[ 2024年9月16日 09:58 ]

ナ・リーグ   ドジャース-ブレーブス ( 2024年9月15日    アトランタ )

<ブレーブス・ドジャース>7回、ドジャース・大谷は同点適時二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続三振で迎えた第3打席で3試合、12打席ぶりの安打となる適時二塁打を放った。第4打席でも右翼線へ同点の適時二塁打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 0―2で迎えた5回2死一、三塁で大谷のバットからようやく快音が響いた。2打席連続三振に打ち取られていた通算138勝右腕モートンに対し、初球の内角低め速球を狙い打ち。打球速度114.4マイル(約184.1キロ)の痛烈なライナーで右翼線にはじき返し、三塁走者を迎え入れて1点差に迫った。これが今季31本目の二塁打で、2022年のこれまでの記録を抜いて自己最多を更新した。

 さらに1―2の7回2死一、二塁の第4打席は左腕リーとの対戦。2球連続空振りであっさり追い込まれたが、3球目の外角低めスライダーをバットの先で拾って右翼線へ運び、2打席連続適時打でチームのここまでの全2得点をたたき出した。これで今季106打点とし、試合前に109打点まで伸ばしたブルワーズ・アダメズにも3打点差に迫った。

 今カードはリーグ2位の37本塁打を記録しているブレーブス・オズナとの注目の対決。前日に「彼と野球で争うのは難しいよ」と白旗を揚げたライバルの前で快音を響かせ、存在感を示した。

 11日のカブス戦では今季6本目の先頭打者アーチとなる47号ソロに加え、今季48盗塁もマークした大谷。現在シーズン51本塁打、52盗塁ペースと数字を順調に伸ばしており、前人未到の「50-50」も目前に迫っている。

 盗塁数はデーブ・ロバーツ監督が持つキャリアハイのシーズン49盗塁の記録にあと1。イチローがマリナーズ時代の2001年に記録した日本選手最多56盗塁も視野に入っている。

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