ヤクルト・村上が推定150メートル弾 「完璧でした」ド派手27号で4連勝導いた

[ 2024年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1巨人 ( 2024年9月14日    東京D )

<巨・ヤ>6回、船迫(左)からソロを放つ村上(撮影・木村 揚輔)
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 惜別と感謝の思いがとんでもない飛距離を生んだ。長くチームを支えた「ミスター・スワローズ」青木の引退会見から一夜。涙をパワーにしたのはヤクルトの主砲・村上だ。

 「完璧でした」。2―0の6回。船迫の初球139キロチェンジアップを捉えた打球は東京ドームの天井をかすめ、右翼席上部のバルコニー席のはるか上、壁の上部に設置されている照明のすぐ下を直撃した。推定150メートルの超特大弾は、リーグトップを独走する27号ソロ。「(ここまでの飛距離は)ないと思う」と、前夜のバックスクリーン越えの一発に続く、2戦連続の惜別弾で4連勝に導いた。

 敬愛する大先輩の引退会見で号泣し、青木ももらい泣きした。プロ野球人としての基礎を叩き込まれた大恩人に見せた特大弾。高津監督も「見たことない」と飛距離に驚いた。

 ここ5戦4発の村上は「見てる人たちにワクワクしてもらえるホームランが僕の魅力」。看板直撃なら賞金100万円だったと知ると「100万円、欲しかったですね」と笑わせた。(秋村 誠人)

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