阿部巨人 M灯どころか痛すぎ2連敗…振り向けば阪神2差 岡本和真が好機で三振 審判とにらみ合いも

[ 2024年9月15日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―4ヤクルト ( 2024年9月14日    東京D )

7回、見逃し三振の岡本和(右)は敷田球審とにらみ合う(撮影・村上 大輔)
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 鬼門のマツダスタジアムで広島に3連勝を飾った巨人が一転、最下位のヤクルトに手痛い2連敗を喫した。2位・阪神とのゲーム差は2に縮まった。阿部監督は「そんなに簡単にはいかないよって野球の神様が言ってるんじゃないですか。優勝する時ってどこもそうですけど、多分、苦しむんですよ。今、みんな必死にもがいているところなので」と冷静に受け止めた。

 4番・岡本和が好機で一本を出せなかった。0―0の3回1死二、三塁では空振り三振。7回に坂本の適時打で3点差に縮め、なお2死一、二塁でも見逃しで同じく3球三振に倒れた。最後は大西の外角球を見逃した判定で、敷田直人球審と言い合いになりそうになると、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチが慌てて止めに入るほどだった。岡本和は「僕が初めのチャンスで打っていればこういう展開になっていなかった。申し訳ないです」と唇をかみしめた。

 勝てば15日にも優勝マジックが点灯する可能性があったが、これで最短点灯は18日に先送りに。阿部監督は「(岡本和は)力んでるんだよ、打ちたいから」と主砲の気持ちを察した上で「今日は今日、明日は明日でやっていくしかない」と前を向いた。残り14試合。4年ぶりのリーグ優勝に向け、正念場を迎えた。(川島 毅洋)

 ≪最短で18日M点灯≫巨人の最短マジック点灯は18日まで延びた。14日現在で自力Vの可能性は巨人、広島、DeNAの3チームに残っている。巨人が15、16日の中日戦、18日のDeNA戦に3連勝し、この間に広島が1敗以上した場合は、阪神の成績次第でM9~7が出る。

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