元木大介 現役時代、大型連敗の暗い空気を一瞬で変えたベテラン落合の一言を明かす「お前ら…」

[ 2024年3月10日 18:40 ]

元巨人コーチでタレントの元木大介
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 元巨人コーチでタレントの元木大介(52)が10日、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(62)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲストとして初出演。現役時代の巨人を振り返った。

 石橋が、巨人の阿部慎之助監督(44)から直接聞いた話として「とにかく風通しを良くしたい」と話していたことを明かし、「プロの人間たちが、勝利に向かってバラバラになっちゃうって。それが風通しの悪さによって…って。オレからすると、え?これ、何をもってして風通し悪いんだ?って」「この2年ぐらいジャイアンツ見てると“暗っ!”って。(坂本)勇人あたりも下向いちゃってるし」と率直な感想を語った時だった。

 これに「そうですね」と苦笑いの元木。「負けるとジャイアンツっていうのはどうしても異様な空気になります。他から来た選手は“なんでこんなに暗くなるの?”っていうぐらい。なんか伝統なんですよね。われわれが現役の時も連敗するともうバスの中なんて誰一人しゃべんないですよ。もうお通夜です」と日本のプロ野球創設から常勝を義務づけられてきた伝統球団の独特な空気を明かした。

 そして、現役時代について、3連敗した時点で「“あした行こうぜじゃねーだろ”っていう声が聞こえてくるんで。こわっ!と思って。みんな下向いてだーれもしゃべんないです」と続けた。

 元木の若手時代のチームリーダーについて石橋から聞かれると「原監督です。原さんがいたので、現役で」と昨季限りで退任した原辰徳前監督(65)の名前を出し、「落合さんが入ってきて、篠塚さんがいて」と当時のベテラン勢の名前も挙げた元木。石橋から「篠塚さんとか原さんが前面に立って声出してるっていう印象あんまりないんだけどな」と言われると、「それは若手、中堅が声出してる。一番盛り上げてるのは上田さんですよね、上田和明さんが」と語った。

 それでも、ここぞの場面では原もしくは落合といったベテラン勢がミーティングでバシッと一言で決めたと回想し、原は「何を焦っている」「切り替えてやるしかないんだから」「ジャイアンツのプライドを持ってやろうよ」などと声を出していたと紹介。

 「落合さんは、僕ら8連敗か10連敗した時あったんですよ、優勝した時に。その時に“お前らこんだけ負けてまだ1位にいるんだ。何ビビッてんの?あしたからまた勝てばいいじゃん”って。その一言でみんなが“やろうぜ!やろうぜ!”って」と空気を一変させた落合博満氏(70)のコメントも明かしていた。

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