日本ハム・野村 “Vサイン打法”2安打3打点 指先が程よく脱力するグリップに手応え

[ 2024年2月13日 06:00 ]

練習試合   日本ハム13―1韓国サムスン ( 2024年2月12日    赤間 )

Vサインのような形をつくってバットを握る野村(撮影・高橋 茂夫)
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 「Vサイングリップ」で返り咲く。日本ハム・野村が韓国サムスンとの練習試合(赤間)に「4番・三塁」で出場し、2安打3打点。「結果が出ていることは一つプラスにはしたい」と胸を張った。

 3回2死三塁。内角高め直球を左前へ。さらに、5回無死満塁でも左前2点適時打を放った。前日の楽天との練習試合と合わせ、対外試合計2試合で3安打4打点となった。

 指先に変化があった。今季からバットを握る右手の人さし指と中指を立てて「Vサイン」のような形にした。「小指から握った方が良いイメージがつきやすかった」と説明。昨季まではしっかりと握るように構えていたが「力を抜くというか、入れすぎないように。固まらないようにしたかった」と右手の力を抜くことでバットをこねる癖を修正した。この日も内角球を引っかけずに運んだのは新打法の効果だった。

 昨季は「4番・三塁」で開幕スタメンも、打撃不振で降格。「まだ満足していない。高いところを目指して状態を上げていきたい」。シーズン途中に清宮に奪われた三塁とともに、再奪取への思いは強い。(清藤 駿太)

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