マルチな広島・菊池は今年も健在「チームを引っ張っていかなきゃ」プレーはもちろんサポート役も任せろ

[ 2024年1月14日 05:45 ]

ノックを受ける広島・菊池(撮影・郡司 修)
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 広島・菊池涼介内野手(33)が13日、静岡市で自主トレを公開した。昨季は新井監督が掲げた機動力野球復活に貢献し、切り込み隊長の1番を主に、7番を除く2~8番までの打順を担った。今季もまた、戦力を最大限に生かす指揮官の変幻自在な采配に対応。「ケガなくフィールドに立ち続け、チームを引っ張っていきたい」と力を込めた。 

 今季からウエスタン・リーグに新加入する「ハヤテ223(ふじさん)」の本拠地・清水庵原球場。菊池は、後輩の矢野や前川、阪神・熊谷とともに時間をかけて内野ノックを受けた。ひときわ目立つ軽快な身のこなし。仕上がりは順調だ。

 「ここに戻ると“始まったな。やってやるぞ”という気持ちになる。体調はばっちり。よく走っているし、足は例年より動いているんじゃないかな」

 新たに2年契約を結んで臨む13年目。「やることは変わらない」と話す通り、今季もまたマルチな才能を求められる。若手と首脳陣のパイプ役から、新任で後輩の三好1軍内野守備走塁コーチのサポート役など、プレー以外でも役割を担う。

 「要望は、鈴木(清明=球団本部長)さんから言われている。そこをクリアしながら、自分でも成績を残していかなきゃいけない」

 無論、本業への期待は変わらず大きい。ゴールデングラブ賞は10年連続受賞でストップしたものの、華麗で時にアクロバティックな堅守は健在。機動力野球復活にも貢献し、1番を主に、さまざまな打順でさまざまな作戦に対応してみせた。

 「打順はキャンプを経て、いろんなバリエーションの中で決まると思う。どうなるか分からないけど、僕ら(年齢が)上の人間がチームを引っ張っていかなきゃいけないっていうのは変わらない」

 球界で4人しか達成していない通算350犠打まで残り14。「サイン通りにバントを決めるのも貢献と思って練習してきた。その積み重ね」。長く2番を務め、黒子役に徹して打線をつないだ成果、勲章と言っていい。

 ゴールデングラブ賞再奪取にも「賞を獲るために野球はやっていない。チームのために一生懸命、白球を追いかけ、最後に選んでいただいたらご褒美。獲ってやろう、獲りたい…はない」。あくまで自然体。優先するのは個人ではなくチームだ。

 「チームを引っ張らなきゃいけない。ケガなくフィールドに立ち続ける。それだけ」

 西川がオリックスへFA移籍し、不透明さを増すオーダー。多彩な役割を担い、戦力を最大限に生かす変幻自在な采配にも対応できる33歳が、今季もまた存在感を発揮する。(江尾 卓也)

 《矢野はレギュラー獲りに意欲》矢野が、3年連続で菊池らとの合同自主トレに参加し、攻守両面のレベルアップによる遊撃のレギュラー獲りに意欲を見せた。「守備をもう一回見直している。走る量も去年から倍以上に増やして、振る量も増やしている。(遊撃)レギュラーを獲って、試合に出るというのは変わらない」。昨季は93試合に出場も、途中出場が59試合を占めた。遊撃では小園がライバルとして立ちはだかるが、“師”と慕う菊池と二遊間コンビを組むためにも、現状打破を目指す。

 《前川は守備の極意を学んだ》育成3年目の前川は、菊池から守備の極意を学び、支配下登録を目標に掲げた。「送球が苦手で、どういう流れで送球に入るのか、(菊池さんから)学んでいる。難しいですけど、ためになっている。もう3年目なので支配下だけを考えている」。昨季、2軍では主に二塁を守り、56試合に出場。背水の陣で臨む今季は、守備力向上でアピールを期す。

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