花巻東・佐々木麟太郎 米留学先5校に絞った マイナー契約オファーは断り「これが最善の道」

[ 2023年12月23日 05:00 ]

米国留学への思いなどを語った花巻東・佐々木麟(撮影・村井 樹)
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 歴代最多の高校通算140本塁打を記録し、米国への大学進学を目指す花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が22日、同校で年内最後の取材対応。進学先は名門バンダービルト大を含む5校に絞ったことを明かし「来年もう一回、向こうへ行って卒業ぐらいまでには決まるのでは」と見通しを語った。

 今秋ドラフトの目玉として注目されながら米国留学という、ほぼ前例のない道を選択。それでも、怪物は希望に満ちあふれた晴れやかな表情で「これが自分にとって最善の道」と力を込め、何度も「野球が終わった後の人生のことも考えて決めました」と強調した。

 複数のメジャー球団からのマイナー契約でのオファーを断っていたことも新たに判明。9月に渡米した際はメジャー球団の施設見学や試合を観戦したが「マイナーからでのスタートでもいいと思ったけど、今回はお断りしました」と、将来を優先して決断していた。

 江戸末期から明治にかけて活躍した勝海舟の幼名で「誰も成し遂げていない新たな道を切り開け」との願いが込められた「麟太郎」の名。「“日本人だから”と思われることもあると思うけど絶対に負けたくないし、超えるぐらいの思いで戦いたい。いつかは世界で活躍する選手になりたい」。進むべき道は、自身の手で切り開く。(村井 樹)

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