山本由伸 ドジャースと12年462億円で契約合意 メジャー投手史上最長&最高額

[ 2023年12月23日 02:30 ]

ドジャースと契約した山本由伸
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 オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた山本由伸投手(25)がドジャースと契約合意したと21日(日本時間22日)、大リーグ公式サイトなどが報じた。12年総額3億2500万ドル(約461億5000万円)は年数、金額ともにメジャーの歴代投手でNo.1。日本選手の米移籍時点でも最高額となった。大谷翔平投手(29)の10年総額7億ドル(約1015億円=契約合意時)と合わせ、総額10億ドル(約1420億円)超のドリームタッグが結成される。

 11月20日に山本が契約可能選手として全30球団に通知されてから31日。広い北米大陸の東西で繰り広げられた激烈な争奪戦が、ついに決着した。山本が選んだのは西の名門ドジャース、そして大谷との「共闘」だった。当初は総額2億ドル(約284億円)とも言われた契約額は激しい獲得競争で高騰。大リーグの投手では歴代No・1の年数、金額となった。今後は身体検査を経て正式発表の見込みだ。

 大谷と合わせて10億2500万ドル(約1476億5000万円=大谷は合意時の額)。ド軍は巨額投資で今オフのFA市場ランキング1、2位の両獲りに成功し、大リーグ公式サイトは「この冬のド軍にとって、もう一つの歴史的な契約」と伝えた。その山本獲得に大きな力を発揮したのが大谷だ。自身の巨額契約は後払いにし、補強のための予算枠に余裕を持たせた。球団へ「ぜひ山本を獲得してほしい」と進言。12日の面談にも同席、交渉後には会食もした。

 7球団が参加したという獲得レース。特に熱心だったのが東海岸のヤンキース、メッツで、ド軍と最後まで争ったのがヤ軍だった。17日の交渉では球団OBの松井秀喜氏からのビデオメッセージで口説き、背番号18のヤ軍のユニホームを山本にプレゼント。アーロン・ブーン監督は「もし彼がそれを持ち続けたいのなら、それは彼のものだ」と話していた。ヤ軍の提示は10年3億ドルで、1年あたりの平均年俸3000万ドル(約42億6000万円)は、ド軍の同2708万ドル(約38億5000万円)より金額は上だったが、熱意は届かなかった。メ軍のオファーはド軍と同規模だったという。

 ここ3年で2度のMVP受賞の大谷と、オリックスで3年連続投手4冠の山本。今年3月の侍ジャパン以来のドリームタッグ結成でド軍はまさに夢の球団になった。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は「来季はいったい何勝するんだ?」。スポーツ専門局ESPNは「ロサンゼルスにスーパーチームが誕生」と特集し「怪物級の選手層だ。来季だけでなく、当分の間はワールドシリーズ制覇の有力候補」と記した。

 チームは来年3月20日、韓国ソウルでのパドレス戦で来季開幕を迎える。山本は開幕投手を務める可能性もある。きら星のような2人がグラウンドに並び立つ、その瞬間が今から待ち切れない。

 ≪「2種類のオプトアウト」後払いは含まれず≫山本の契約詳細について、スポーツ専門局ESPNは「後払いは含まれない」と伝えた。12年総額3億2500万ドル(約461億5000万円)のうち、5000万ドル(約71億円)が契約金。オリックスへの譲渡金は5062万5000ドル(約72億円)になる。また同局のジェフ・パッサン記者は「2種類のオプトアウト条項が含まれた」と伝え、12年間の契約年数内に何らかの条件で契約破棄や見直しができる条項が加えられた可能性がある。

 ◇山本 由伸(やまもと・よしのぶ)1998年(平10)8月17日生まれ、岡山県出身の25歳。宮崎・都城から16年ドラフト4位でオリックス入団。19年に最優秀防御率、20年に最多奪三振のタイトルを獲得。21年は球団新の15連勝を含む18勝で優勝に貢献。今季は16勝6敗、防御率1.21。防御率、勝利数、勝率、奪三振の史上初の3年連続投手4冠に輝き、リーグMVPと沢村賞も3年連続受賞した。19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBC日本代表。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

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