最速155キロ、かつてのドラフト候補右腕が引退 JFE東日本・小郷、兄は楽天外野手 マネジャーに転身

[ 2023年12月20日 15:45 ]

JFE東日本硬式野球部X(@JFE_East_Japan)から

 社会人野球・JFE東日本硬式野球部は20日、部の公式X(旧ツイッター)を更新。最速155キロを誇った右腕・小郷賢人投手(25)が今季限りで勇退すると発表した。

 小郷は、楽天・小郷裕哉の弟で、東海大時代は最速155キロを誇った剛腕。2年生だった18年には兄弟で大学日本代表候補入りし、自身は代表として日米大学野球、ハーレムベースボールウィークに出場。一時はドラフト上位候補にも挙がった。

 しかし、右肘を痛めて大学3年冬にPRP(多血小板血しょう)療法を受け、リハビリに専念。4年秋は150キロ台を計測するまで回復してプロ志望届を提出したが、ドラフトでは無念の指名漏れ。21年、JFE東日本に入社し、3年間プレーした。

 投稿では「怪我で思うようなシーズンを送れませんでしたが最後に怪我から復帰し渾身のストレートは威力抜群でした。明るい性格で投手陣からの信頼は厚く誰からでも愛される選手でした」と部からの惜別メッセージが添えられ、来季からはマネジャーに転身することが合わせて発表された。

 小郷のほか、北崎寛和コーチ、廣澤優投手、鳥巣誉議内野手、西村大樹外野手、赤木陸哉外野手の勇退が明らかになった。

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