現役100人が選んだ変化球NO.1は…ヤクルト村上「1回も打ってない」 広島西川も衝撃「手が出ない」

[ 2023年11月20日 22:45 ]

今季DeNAで活躍したバウアー投手(左)。(右は上から)オリックスの山本、山下、宇田川、ロッテ・佐々木朗ら
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 フジテレビ系スポーツ情報番組「S-PARK」(土曜後11・15)は19日、毎年恒例の人気企画「現役選手100人が選ぶ プロ野球100人分の1位」の第4弾「変化球部門」の結果を発表した。

 5位タイは5票でロッテ・佐々木朗希投手とオリックス・宇田川優希投手の「フォーク」がランクイン。昨年1位だったが佐々木朗のフォークが今年は5位となった。

 3位タイにはオリックス・山本由伸投手の「フォーク」で7票を獲得。巨人・岡本和が「自分が思ってるよりも1個遠いというか、すごい変化球だと思いました」と話すと、阪神・大山からは「フォークもスピードがあって当たらないですね」と評価された。同じく7票を獲得したのはオリックス・山下舜平大投手の「カーブ」。ヤクルト・田口投手は「4階から落ちちゃうよカーブ」と表現し絶賛。チームでバッテリーを組む森捕手は「大きく曲がってなおかつコントロールが良くてとなってくるとバッターは嫌。できれば対戦したくないですね、多分打てないんで」と苦笑いした。

 さらに2位にも山本由伸投手がランクイン。「フォーク」に続き「カーブ」で8票を獲得。中日・大島は「なんか直角に曲がるというか、すごい…カーブって感じじゃない」と話すと、ヤクルトの中村悠も「フォークじゃないんですよ。カーブなんです」とコメント。阪神・村上投手は「交流戦で打席に立たせてもらったんですけど凄かったです。こんなところから曲がってストライク入るのかと。忘れられない一球でしたね」と笑顔で興奮ぎみに話した。

 そして堂々のランク1位に輝いたのはDeNA・バウアー投手の「カーブ」で12票を獲得。中日・石川昴が「壁に当たって落ちてきてるんじゃないかというぐらい縦に落ちてくる」と話すと、広島・西川も「初めて見る球のスピードと変化量。ビックリしすぎて逆に手が出なかった」と絶賛。ヤクルト・村上は「(あのカーブは)多分まだ1回も打ってないんで…もう少し対戦したかった」と話した。

 さらバウアーは投票で「変化球に関しては僕が一番自信あるので自分の球を推したい。中でもカーブはピカイチだよ」と自らに1票を投じていたことを告白。チームメートだった伊藤光捕手はバウアーのカーブについて「投げてから加速して落ちてくる。ナックルカーブなんで。まっすぐと同じような回転で軌道から真っ直ぐがあって、そこから変わらずにナックルカーブもあるので空振りが取れると思います。上に浮いたら高めのボールゾーンからストライクに入ってくるのでバッターが反応しない。ボールだと見送っていると思うので、そこは印象があります」とコメントした。

 現在米国へ戻っているバウアーは番組のリモート取材に応じ「僕のカーブを一番の変化球に選んでくれた選手の皆さんどうもありがとうございます」と笑顔。「すごい変化球を投げるピッチャーはたくさんいると思うので少し驚いていますが大変名誉なことなので本当に感謝しています。素晴らしい選手達と対戦したことは懐かしいし、またお会いできることを楽しみにしています」と話した。

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