劇的優勝侍J・牧「同級生の今井君、まじ、すいません」 ヒーローインタビューで“謝罪”し爆笑誘う

[ 2023年11月19日 22:15 ]

アジアプロ野球チャンピオンシップ2023決勝戦   日本4-3韓国 ( 2023年11月19日    東京D )

アジアプロ野球チャンピオンシップ<日本・韓国>5回、ソロを放った牧(右)はデスターシャポーズ(撮影・尾崎 有希)
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 4カ国が出場した「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」は19日、東京ドームで決勝戦が行われ、予選リーグを唯一の3戦全勝で勝ち上がった野球日本代表「侍ジャパン」は宿敵・韓国に延長タイブレークの末サヨナラ勝ちを収めて2017年の第1回に続く大会連覇を達成し、賞金2000万円を獲得した。

 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制した侍ジャパンは、これで2019年の「プレミア12」から国際大会21連勝。今大会から就任した井端弘和監督(48)の初陣を飾り、優勝で始まった2023年を優勝で締めくくった。

 試合はタイブレーク方式となった延長10回に坂倉の同点犠飛。門脇のサヨナラ打で決着した。

 優勝が決まると、井端監督は選手の手で6度宙を舞った。引き続き、サヨナラ打の門脇、さらに“キャプテン”牧も3度、胴上げされ、祝福された。

 試合後のインタビューで牧は、本塁打について「ビハインドをつくった原因は自分でした。皆さん、すいませんでした」と謝罪して、場内は爆笑。さらに「同級生の今井君、まじ、ナイスピッチングです。すいません」と、先発の今井に懺悔。ベンチで笑う今井の姿も映し出された。3回の韓国の先制は、牧の失策が起点となったもので、優勝インタビューで、まさかの謝罪スタートとなった。それでも、汚名返上の一発となり、「めちゃくちゃ、最高でした」と振り返った。

 牧は今季、WBCに始まり、シーズンを終えても今大会に参加。そのことについては「めちゃくちゃ長かったで~す」と少しおちゃらけて、スタンドからは再び笑い。「今回は若い選手が集まって、すごくいきいきして、いい大会だった」と話し、後輩たちについては「下の人たちがすごいしっかりしているので、特に何もすることはありませんでした」と称えていた。

 また、サヨナラ打の門脇は「これまで感じたことのない喜び。最高です。しっかり勝ちにつながる一打を打ててよかったです」と話した。

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