日本ハム・根本　アジアの舞台で「これから練習して…」新球投入も　金子特命コーチ直伝スライダー

伊藤投手コーチ（右）が見守る中、ブルペン投球を行う根本
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　侍ジャパンに初選出された日本ハム・根本が、新球を引っさげて“アジア”に挑む。3日、沖縄・国頭での秋季キャンプで初のブルペン入り。16日開幕のアジアプロ野球チャンピオンシップ（東京ドーム）に向けて順調な仕上がりを見せ「自分の持っている力を全部出してきます」と意気込んだ。

　この日、練習前に金子特命コーチから「曲がりの小さいスライダーを投げてもいいんじゃない？」と提案を受け、ブルペンでカットボール系の曲がりの小さいスライダーを試投。これまでは通常のスライダーのみだったが「2種類あれば打者も戸惑うというか、迷うと思う」と好感触を得た。

　出来たてほやほやの新球とあり、根本自身も「まだすぐ試合で投げられる感じではないですけど」と前置きしたが、国際舞台での新球解禁については「まだ分からないですよ。これから練習して（打者の反応が）良かったら投げてみてもいいし」と青写真を描いた。

　中学3年時のU―15アジア選手権以来、6年ぶりに日の丸のユニホームに袖を通す。あす5日に代表チームに合流予定で「緊張すると思うけど、全力でやりたい」。2種類のスライダーを駆使し、再びアジアの頂点に立つ。（清藤　駿太）