中日　ENEOS・度会隆輝のドラフト1位指名公表　立浪監督「競合も覚悟です」「技術的に抜けている」

＜ドラフト前日会議＞ドラフト前日会議を終え、取材に応じる中日・立浪監督（撮影・藤山　由理）
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　中日・立浪監督が、26日のドラフト会議で、ENEOS・度会隆輝外野手（21）を1位指名することを公表した。

　「度会選手でいくことにしました。打者を見た中で技術的に抜けている。ミートする能力が高く長打もある。スイングスピードも速い。競合も覚悟です」

　強肩強打に俊足が武器の社会人No・1打者を狙う。都内で約2時間のスカウト会議を終えた指揮官は迷いなく言い切った。「やはり、今年も点が取れない苦しい戦いをしたと。自分も非常にいい選手だと思いました」。今季チーム71本塁打＆390得点は、いずれも12球団ワーストで、球団史上初の2年連続最下位に沈んだ要因の一つ。二、三塁もこなせる強打の外野手は補強ポイントと合致する。

　競合した場合は立浪監督が抽選に臨む。この日、名古屋市内で行われた故大島宏彦元オーナーのお別れ会に参列してから都内へ移動し「強いドラゴンズを天国から見てもらえるように」。来季逆襲へ、即戦力野手をつかみにいく。（湯澤　涼）