立命大151キロ右腕・谷脇がノーノーに涙「大学で一番の投球」調査書1球団もプロ入りに光

[ 2023年10月20日 20:12 ]

関西学生秋季リーグ最終節1回戦   立命大2―0同大 ( 2023年10月20日    わかさスタジアム )

<立命大・同大>ノーヒットノーランを達成し胴上げされる立命大・谷脇(中央)(撮影・中辻 颯太)
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 立命大の最速151キロ右腕・谷脇弘起(4年)がリーグ史上31人目32度目の無安打無得点試合を達成した。

 17年秋に関大・山本隆広が完全試合を達成して以来。大学初完封が快挙となり、「大学で一番の投球。まさかノーヒットノーランをできるとは思わなかったです」と涙を流した。

 伝統の立同戦で達成した。最速148キロを計測した直球に加え、勝負球のスライダーが切れた。2四死球を与えながら安打を許さず、9回2死無走者から見逃し三振を奪うと、ナインがマウンドに駆け寄って祝福された。

 プロ注目の最速152キロ右腕・真野凜風(4年)との投げ合いだった。「真野とは、ここまで同じぐらいの立ち位置でやってきた。今日でどっちが上か決着をつけようと意識しました」と対抗心が快挙へとつながった。

 プロ志望届は提出済み。現在、調査書が届いたのは1球団のみながら「社会人で力をつけないといけないのかな…と思う。でもいいアピールになったと思います」と大学ラスト登板の可能性のある一戦で猛アピールした。

 ◇谷脇 弘起(たにわき・こうき)2001年(平13)11月25日生まれ、和歌山市出身の21歳。小学2年から宮セネタース少年野球クラブで野球を始めて三塁手。中学では和歌山ビクトリーズに所属し、2年に投手に転向。那賀では1年夏に背番号20でベンチ入り。2年秋からエースとなり、3年夏は県大会準優勝。立命大では、2年春からリーグ戦に登板。50メートル走6秒5、遠投110メートル。1メートル85、86キロ。右投げ左打ち。

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