オリの超新星・東 デビューから7連勝の球団記録も謙虚「期待を裏切らないようにしっかり投げたい」

[ 2023年9月19日 21:15 ]

パ・リーグ   オリックス3-2ロッテ ( 2023年9月19日    京セラD )

<オ・ロ>6回を1失点で投げ終え、若月(左)とタッチを交わす東 (撮影・成瀬 徹)
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 オリックスの6年目右腕・東晃平投手(23)が、19日のロッテ戦に先発し、7回1失点の好投で6勝目を挙げた。

 2-0の3回に藤岡に反撃の適時打を許したが、それ以外は粘りの投球。若月のミット目掛けてテンポよく投げ込み、5回の2死満塁では山口を左飛に打ち取った。前回12日の日本ハム戦では6回2死まで完全投球するなど力を見せたが、この日も先発としての安定感でリードを守った。

 結局、東は7回の2死三塁もしのぎ、7回を5安打1失点でお役御免。昨季の1軍デビューから無傷の6連勝中だったが、これで7連勝に記録更新。57~58年に記録した西田稔を抜く球団最長記録となった。

 試合後のヒーローインタビューでは「初回に2点もらってリードを守り切れてよかった。(自己最速155キロを出したことに)初回が大事だと思って、いつもより腕を振って投げました」と話し、デビュー7連勝の球団新記録については「一人一人としっかり勝負できているところがいいのかな、と。(優勝争いで登板することには)すごくうれしいですし、期待を裏切らないようにしっかり投げたいです。(ビールかけは)自分は初めてなので、明日勝ってみんなで楽しみたいです」と謙虚に話した。

 また、育成出身投手のデビューから7連勝は、15~23年の阪神・島本に並ぶ最長タイ記録となった。

 ◇東 晃平(あずま・こうへい)1999年(平11)12月14日生まれ、兵庫県出身の23歳。神戸弘陵から17年育成ドラフト2位でオリックス入団。5年目の22年7月に支配下登録され、8月6日の日本ハム戦でプロ初勝利。1メートル78、85キロ。右投げ右打ち。

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