巨人・山崎伊織 わずか3安打でプロ初完投も4敗目 初の2桁勝利に王手かけてから4戦足踏み

[ 2023年9月12日 20:10 ]

セ・リーグ   巨人0―1阪神 ( 2023年9月12日    甲子園 )

<神・巨>2回、山崎伊はこの回に先制点を奪われ浮かない表情でベンチに戻る (撮影・後藤 大輝)
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 巨人の3年目右腕・山崎伊織投手(24)が阪神戦(甲子園)に先発登板。8回で8三振を奪い、3安打無四球1失点と好投してプロ初完投するも打線の援護に恵まれず、8月12日のDeNA戦(東京D)以来4試合ぶりとなる10勝目を逃して今季4敗目を喫した。

 自身初の2桁勝利に王手をかけてから3戦連続で勝敗なし。だが、4度目の挑戦もハネ返された。

 阪神戦は今季2度目の登板だが、前回対戦した4月27日(甲子園)は近本に被弾するなど8安打2死球という大荒れの内容で3回途中8失点KOされた。

 兵庫県出身で、甲子園でのプロ初先発。だが、自身のKO劇が球団ワースト記録更新の阪神戦15失点零敗という事態を招き、今季阪神戦の対戦防御率は30.86となった。

 雪辱を期し、138日ぶりに上がった甲子園のマウンド。2回に1死からノイジー、坂本の連打で一、三塁としてから木浪の右犠飛で先制されたが、優勝マジック点灯中の阪神に許した得点はこれだけ。だが、味方打線は相手先発右腕・西勇に二塁すら踏めず、わずか2安打と抑えられて完封を許した。

 山崎伊の投球内容は8回で打者27人に対して116球を投げ、3安打1失点。8三振を奪い、四死球なし、直球の最速は150キロだった。

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