青空が広がるエンゼルスタジアムで日本のファンぼう然「中止だと知らなかった…」グッズストアは開店

[ 2023年8月22日 20:04 ]

青空が広がるもエンゼルスタジアムで予定されていた試合は中止(撮影・光山 貴大)
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 大谷翔平投手(29)の所属するエンゼルスは21日(日本時間22日)、同日に本拠地アナハイムで開催予定だったレッズ戦を、20日に通過したハリケーン「ヒラリー」の影響で延期し、23日(同24日)にダブルヘッダーとして行うと発表した。大谷が先発予定の23日は第1試合を午後1時7分(同24日午前5時7分)、第2試合は午後6時38分(同午前10時38分)に開始する。

 同球場では降雨自体が珍しい。66年の開場以来、悪天候による中止は通算14度目。同一シーズンで悪天候による複数試合の中止は、83年以来40年ぶりとなる。試合が延期となったこの日、本拠地エンゼルスタジアムのチームストアは通常通り午前10時から開店し、行き場を失った日本のファンが殺到した。大阪から訪れたという藤田大作さん、郁子さん夫妻は「えっ、中止なんですか?知らなかったです」と驚き、球場前で思わず立ち尽くした。ハリケーンが通過したアナハイムは既に青空が広がり、中止に驚くのも当然だった。グッズストアの責任者は「大雨の影響で(外野の)芝生がかなり濡れていて、プレーできない状態なので」と残念そうに説明した。

 イチローがマリナーズでプレーした時代から計画したメジャー観戦旅行をついに実現させたという藤田さん夫妻はそれでも幸運だった。もともと21~23日(同22~24日)に3試合を観戦予定。この日のチケットが23日(同24日)のレッズとのダブルヘッダー第2戦で使用できることを伝え聞くと「今日の予定がなくなったので残念ですが、3戦見れるのなら良かった。大谷さんのプレーが楽しみです」と胸を撫で下ろしていた。(アナハイム・杉浦大介通信員)

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