DeNA・牧 チームに勢いもたらし、上位陣との「ハマスタ決戦」へ 止まらない8月、15試合18打点

[ 2023年8月17日 21:10 ]

セ・リーグ   DeNA5-3ヤクルト ( 2023年8月17日    神宮 )

<ヤ・D>3回、2ランを放った牧(手前2)を出迎えるDeNAベンチ(撮影・村上 大輔)
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 DeNA・牧秀悟内野手(25)が一振りで試合の流れを強く引き寄せ、チームを勝利に導いた。先制した直後の3回1死二塁、ヤクルト先発・ロドリゲスから右中間に22号2ランを叩き込んだ。

 牧らしい、美しい放物線を右中間席へと描いた。ロドリゲスの投じた2球目の外角カットボールを強振。白球はぐんぐん伸びて、そのままフェンスを越えた。「何とか後ろにつなぐイメージで打席に立ちました。右中間に伸びて行ってくれたので、良かったなあと思います」。試合後のお立ち台では、満面の笑みで会心の一発を振り返った。

 牧の打席の後には得点が生まれる。この日の2打点で77打点。2位の巨人・岡本に4点差を付け、リーグトップの座を守った。「チームが勝ちたいので、そのために4番の仕事をこれからもやっていきたいなと思います」。シーズン終盤戦を迎えて、勢いは増してきた。8月15試合で、実に18打点。打点のなかった試合はわずかに4試合しかなく、高いレベルで好調を維持している。

 18日からはホームに首位・阪神、2位・広島を迎えて2カード連続の6戦を戦う。「きょう、自分のおじいちゃんの誕生日だったので、こういう日にホームラン打てて良かった」と満面の笑顔。祖父への最高のプレゼント、そして終盤の勝負どころに向け、チーム全体に弾みをつける活躍だった。

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