巨人・原監督が中日戦で謎のリクエスト 貴重な権利を1回失う

[ 2023年8月16日 19:07 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2023年8月16日    バンテリンD )

<中・巨>7回、同点のチャンスに代打・丸が空振り三振に倒れチェンジになると、原監督は高梨の登板を告げる (撮影・西川祐介)
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 16日に行われた中日―巨人17回戦(バンテリンD)で不可解なリクエストによるリプレー検証が行われる場面があった。

 巨人が1点を追う3回表の攻撃。2死から長野の安打と吉川の四球で一、二塁とし、ここで打席に入った坂本が三ゴロを放った。

 中日の三塁手・石川昂は二塁ベースへ送球し、一走・吉川に対して二塁の本田塁審がアウトのコール。これで3アウト目が成立してチェンジのはずだった。

 だが、二塁がアウトかセーフか微妙なタイミングだったためか、石垣は“念のため”一塁へ送球。坂本は余裕をもってアウトのタイミングで、一塁の長井塁審もアウトをコールした。

 ここで巨人の原辰徳監督(65)が二塁の判定についてリクエスト。審判団は映像によるリプレー検証に入った。

 だが、仮に判定が覆って二塁がセーフになったとしても、坂本が一塁でアウトになっており、いずれにしてもこの回は終了。バンテリンドームにも微妙な空気が流れるなか、審判団が現れると、名幸球審が改めて二塁アウトを示してこの回終了となった。

 不可解なリクエストで貴重なリクエストの権利を1回失った原監督。ベンチでは審判団に手を挙げて応え、バツの悪そうな表情を浮かべていた。

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