広島・菊池 今季キャンプも“名手塾”開講 「特守は入れる限り毎日でも入ろうと思っている」

[ 2023年1月29日 05:00 ]

マツダ屋内での合同自主トレに合流した菊池
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 広島・菊池涼介内野手(32)が28日、静岡自主トレを打ち上げてマツダスタジアムで選手会の合同自主トレに合流。若ゴイのレベルアップに向け、2月の春季キャンプで再び“菊池塾”を開講する意向を示した。

 「哲さん(小窪哲也内野守備走塁コーチ)と話して、特守は入れる限り毎日でも入ろうと思っている。個別でやりたい選手の邪魔はしない。そういうのも必要。ただ“僕はいつでも行けます”という連絡はしています」

 昨春はキャンプ初日の2月1日から開講した。全体練習終了後の個別練習で、首脳陣が日替わりで指名する内野手の特守に加わり、手本を示しながら助言を送る。若手にとっては、名手の極意を吸収できる貴重な時間だ。

 「プレーするのに必要なので。自分の練習にもなるしね」

 小園が指名された昨年2月2日は、併殺の完成度を高めるための基本動作を75分間にわたってレクチャー。送球の安定性に欠ける遊撃手に、捕球後の下手トスからスナップスロー、ジャンピングスローまで範を示し、1球ごとに話し合った。

 「いろんなポジションを僕も守って、相手の気持ちも含めて(理解する)。サードに入れば、こういう感覚なんだと思えるしね」

 若手の守備力アップにとどまらない。全体練習後に流す菊池の汗は、チームの戦力底上げにもつながる。

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2023年1月29日のニュース