ヤクルト・中村　WBCへ侍投手陣の予習バッチリ　各チームの捕手から「傾向と対策」学んだ

WBCへ合同自主トレで情報収集したヤクルト・中村
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　世界一奪還へ予習はバッチリだ。3月のWBCの侍ジャパンメンバーに内定しているヤクルト・中村が、21日まで他球団の捕手陣らと行った愛媛・松山での合同自主トレで、侍投手陣の情報を収集したことを明かした。

　年下の捕手5人に参加を志願された「呉越同舟」の自主トレ。ロッテ・松川には佐々木朗について「いろいろ聞いて勉強できた。今後に生かせる」と言う。特に頭に入れたのが150キロと異次元のスピードで落ちるフォークだ。「スライダー回転でひっかけてくる。注意した方がいいですよ」と助言された。どの状況でどの球を得意とするか「傾向と対策」を生の声で学んだ。

　「僕にとって初めて受ける相手。自分がイメージしているのと、していないのとでは全然違う」。強化合宿は2月17日から27日と期間が短く、事前準備が大切。阪神・坂本からは湯浅、昨季までオリックスで山本、宮城、宇田川と組んだ伏見（現日本ハム）からも「どんな特徴なのか、それぞれ聞きました」と叩き込んだ。

　この日は神宮室内練習場で汗を流した。エンゼルス・大谷やパドレス・ダルビッシュと組むことも「ワクワク感が強い。受けてみたいという気持ちが強い」。今後、WBC使用球を使った練習を行っていく。（神田　佑）