楽天・涌井 移籍後初ブルペンで“風格”47球 オール外角低め

[ 2020年2月3日 05:30 ]

久米島キャンプ ( 2020年2月2日 )

ブルペンで投球練習する涌井 (撮影・白鳥 佳樹)
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 風格漂う楽天・涌井の移籍後初ブルペンだった。ブルペンの入り口が分からずに右往左往したのはご愛きょうで、マウンドに立つと、直球のみ47球。捕手が構えたのは全て外角低めで、目標を大きく外れた球はほぼなかった。

 「この時期は真っすぐしか投げない。まずは同じ投げ方で低めにしっかり投げる。変化球は打者に投げないと意味がないので」
 ポーカーフェースで自らのやるべきことを徹底し「4~5割の力。良い感覚では投げられた」と感想。球を受けた足立は「醸し出す雰囲気があって緊張した。フォームも球の回転がきれいで、打者の手元付近で強さもあった。さすがです」と感嘆の声を上げた。

 今季から西武に加入した松坂は尊敬する横浜高の先輩。投げ合いは実現していないが、同一リーグになったことで「頻繁に会えることが一番(うれしい)ですね」。若手の頃に追い求めたのは最終回までマウンドに立ち続ける完投能力で「そこは影響を受けている」と話す。昨季は3勝に終わり、金銭トレードで移籍。涌井は「先発完投」という原点を再び追求する。 (重光 晋太郎)

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2020年2月3日のニュース