広島・野村 トップタイ14勝 投球納得いかずもバットで3点目

[ 2016年9月9日 05:30 ]

<広・中>5回3失点で14勝目を挙げた野村

セ・リーグ 広島7―4中日

(9月8日 マツダ)
 先発した広島・野村は5回3失点も、大量援護に守られ同僚・ジョンソンに並ぶリーグトップの14勝目を挙げた。

 「納得いくピッチングはできなかったけど、点をたくさん取ってもらったおかげで、なんとか試合をつくれた」

 勝てば優勝が決まる可能性もある一戦。「(2回終了後、電光掲示板に阪神リードの)スコアが出たときの(球場の)雰囲気が(すごかった)」。緊張から球が高めに浮き、6―1の3回2死から福田に特大の左越えソロを被弾するなど苦しんだ。

 本職が今一つの中、自らのバットで取り戻した。2回、1点を勝ち越しなおも1死二、三塁で打席へ。1ボールから2度スクイズを失敗したが、4球目を中前に運び、3点目を叩き出した。「スクイズを2回ファウルしてしまったけど、何とかしなくちゃという思いで食らいついた」。必死な姿勢が、この回一挙5得点と勝ち星に結び付いた。  (柳澤 元紀)

 ▼広島・丸(初回に2戦連発のソロ。19本はここ2年と並ぶ自己最多)3年連続19号だけは阻止したい…なんて考えたら、ろくなことがない。自分のスイングができれば。

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2016年9月9日のニュース