日大 7季ぶり1部復帰 指揮官胴上げ辞退「秋勝ってから」

[ 2015年6月17日 05:30 ]

<拓大・日大>1部昇格を決めて喜ぶ塚田(中央)ら日大ナイン

東都大学野球1部、2部入れ替え戦 日大5―1拓大

(6月16日 神宮)
 2回戦が行われ、日大が拓大を5―1で下して連勝。12年春以来となる7季ぶりの1部復帰を決めた。7番・塚田好顕(こうけん)内野手(4年)が2回に先制適時打を放つと、2戦連続2桁となる11安打で着実に得点を重ねた。拓大は13年春以来の2部降格となった。

 勝利の瞬間、日大ナインはベンチから一斉に飛び出し、拳を突き上げて喜びを爆発させた。仲村恒一監督は「ここまで長かった」と振り返り、「打ち崩す野球を妥協せず、やり続けたことが大きい」と目を細めた。

 1部昇格に向け、練習では毎日400スイングし、常に全力疾走。私生活でもあいさつや門限厳守などから徹底し、その成果が表れた。7番の塚田は2回に先制の右前2点打を放ち、2点リードの6回には好走塁も見せた。2死二、三塁から相手の二塁手が失策。打球処理にもたつく間、二塁走者の塚田は一気に生還し「常に気を抜かず、走ろうと言い合っていた結果」と胸を張った。7季ぶりの1部復帰。指揮官は「秋に勝ってから」と胴上げを辞退した。名門復活へ、視線は秋に向いていた。

 ▼拓大・内田俊雄監督(打線組み替えも実らず)責任を感じる。力の差があった。1部に戻るにはしばらく時間がかかるだろう。

 ▼ヤクルト・真中監督(92年度卒。神宮球場で観戦し)元気ある大学生らしいハツラツとしたプレーに勇気づけられ、初心に帰りました。

 ▼阪神・和田監督(84年度卒。仲村監督の2年後輩)久々の朗報だし、秋が楽しみです。

 ▼巨人・村田(02年度卒)2部にいるのは寂しい。よかったです。

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2015年6月17日のニュース