藤浪 ゼット社新ブランド「ネオステイタス」広告塔に

[ 2014年1月7日 07:30 ]

ZETTのグローブを使用する阪神・藤浪

 新ブランドの「顔」になる。阪神・藤浪晋太郎投手(19)が、スポーツ用品メーカーのゼット社が本年度から本格的に新展開する中学・高校・大学生をターゲットとした新ブランド「ネオステイタス」の、シンボルスタッフを務めることが6日、分かった。すでに1月1日付でアドバイザリープロスタッフ契約を締結。今季から藤浪も同ブランドのグラブを使用する。右腕のマウンド上での躍動が、最高のアピールとなる。 

 ゼット社が今年度から本格的に展開する新ブランドの「広告塔」に、藤浪が起用されることが決まった。新ブランド「ネオステイタス」を世間に向けて大々的にアピールするにあたって、これ以上ないタイミング。ゼット社の担当者が経緯を説明する。

 「中学、高校、大学生のプレーヤーたちにとって、藤浪投手は同世代であるとともに、兄貴分と言いますか、身近な憧れの存在。このほど、弊社と正式にアドバイザリー契約も結べましたので、新ブランドを大々的にアピールするにあたって、藤浪投手に新ブランドの“顔”になっていただくことになりました」

 大阪桐蔭時代から本人の強い希望で同社グラブを愛用し、一昨年には甲子園大会・春夏連覇の“相棒”になった。プロ入り後も用具提供などのサポートを受け、昨季は高卒1年目から10勝をマークした。そして1月1日付でアドバイザリープロスタッフ契約も締結。時を同じくしてゼット社も新ブランドの本格展開を開始したとあって、まさに絶好の“キャスティング”となった。

 「ネオステイタス」は同社が誇る最高峰ブランド「プロステイタス」に次ぐ位置づけとして、今年度から本格展開をスタートさせた新ブランド。同社としては、プロのトッププレーヤーが使用して重厚なイメージを持つ「プロ―」に対し、「ネオ―」はアマチュアのプレーヤーも気軽に手に取れるカジュアル性を前面に出して、売り出していく方針を固めている。

 もちろん、新ブランドのシンボルスタッフとして「広告塔」を務める藤浪自身も、2年目シーズンからは「ネオ―」のグラブをはめてマウンドに立つことになる。すでに昨年12月下旬には大阪市内のゼット社本社に自ら足を運び、同社スタッフと2年目シーズンで使用するグラブ、スパイクなど用具全般に関するミーティングの場を持った。今後はアドバイザーとしても、新ブランド製品についての意見、提言などを行っていく。

 同社では、すでに「プロ―」で発売中の「藤浪モデル」グラブを、「ネオ―」でもリリースする予定。今後も用具全般のサポートで藤浪を支えるとともに、手を取り合って“共闘”していく構えだ。

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2014年1月7日のニュース