楽天・釜田 開幕急浮上 開幕ソフトB戦は武田と19歳対決!?

[ 2013年3月14日 06:00 ]

<楽・日>3回、打者・鶴岡のスイングをアピールする楽天・釜田

オープン戦 楽天0―0日本ハム(3回裏1死降雨ノーゲーム)

(3月13日 松山)
 2年目右腕の楽天・釜田が、3・29開幕投手候補に急浮上だ。日本ハム戦に先発も3回途中で降雨ノーゲームとなったが、強風と雨の中で3回2安打5奪三振で無失点。「真っすぐでファウルも取れたし、変化球も決まった」と手応え満点の投球を披露した。

 「あの場面で粘れたのも収穫」と振り返ったのは、2回無死二、三塁のピンチ。ここで鵜久森を132キロスライダーで空振り三振に斬ると、2死後には赤田を144キロ直球でピシャリだ。3回も陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)を125キロチェンジアップで見逃し三振に仕留めるなど、前の回から4者連続で三振を奪う力投だった。

 開幕戦は29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)。開幕投手の大本命はもちろん田中だが、侍ジャパンのエースは日本時間20日のWBC決勝戦に先発予定。代表での心身の疲労、時差などを考慮し、首脳陣が無理をさせないと判断すれば釜田に大役が回ってくる可能性もある。星野監督は「(釜田を開幕)カードには投げさせる。でも、どうせやるなら開幕の方がええやろ」。相手には同じ19歳で昨季8勝の武田がおり「秋山(監督)に言っとかなきゃな。(開幕戦で)釜田対武田、面白いやろ」と、冗談めかしながらもすっかり乗り気だ。

 試合後、その指揮官に「もっと良くなります!」と自ら宣言した釜田は、「開幕投手を務める実力があるとは思ってないけど…。実際はそこを目指して調整している」。楽天が誇る若鷲は今こそ高く高く舞い上がる。

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2013年3月14日のニュース