松井秀 打撃妨害で打点!4連勝に導いた

[ 2010年9月14日 06:00 ]

<エンゼルス・マリナーズ>初回二死満塁、松井は捕手のミットがスイングに当たり打撃妨害

 【エンゼルス3―0マリナーズ】エンゼルスの松井はマリナーズ戦の初回2死満塁でスイングしたバットが捕手のミットに当たり、打撃妨害で先制の走者を迎え入れた。今季4度目の打撃妨害は、両リーグトップのクロフォード(レイズ)の5度に次ぐ2位タイ。このプレーが決勝打となり3カ月ぶりの4連勝に導き「ラッキーでしょう。凡退よりよっぽどいい」と笑った。

 打点なしだった判定も「打点1」に訂正されることが試合後に判明。これで今季打点を76とし、区切りとなる昨年と同じ90打点へ残り19試合での到達に可能性を残した。松井自身は理由を「分からない」というが、昨季対戦相手として2度も打撃妨害を犯したマシスは「打つポイントが捕手に近い」と指摘。動く球対策に松井が意識することの1つで、本来の打撃スタイルが貫かれているからとも言えそうだ。
 イチロー擁するマ軍とは、最後の3連戦を全勝し15勝4敗で今季の対戦を終えた。対マ軍年間15勝は球団新記録。「ある程度自分の仕事をして、勝てればうれしい」と3連戦すべてで先制点に絡んだ松井は控えめにうなずいた。
 ▼マ軍・バード(松井に対しての打撃妨害で決勝点を許し)ごく普通のプレーで、普通のことをしたまで。松井はプロフェッショナルな選手だし、わざとではないと思っている。ただあのプレーで失点してしまったのは残念でならない。

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2010年9月14日のニュース