おかわり君 不名誉な“2冠王”返上誓う

[ 2010年1月4日 06:00 ]

1日駅長の西武・中村は移動するモノレールの中でポーズを決める

 西武・中村が不名誉な“2冠王”返上を誓った。昨年は4番として48本塁打、122打点で2冠王を獲得したが、一方で15失策、154三振でも2年連続リーグワーストを記録した。

 このため、まずは堅守を目指し、道具一式に刺しゅうされた“おかわり”の文字をグラブだけは外す。「だってエラーの“おかわり”みたいな感じがあるでしょ。おかわりはホームランだけにしときます」と、負のイメージを払しょくする。さらに自慢のバットでも三振だけは減らす。「一気に100個は無理だけど、少しでも減らせれば本塁打も増えるし打率も良くなる」。そのために変化球への対応力をテーマに掲げた。

 この日は多摩都市モノレールの一日駅長を務め、西武園ゆうえんちの新春トークショーにも参加。大久保2軍打撃コーチから「(プロ野球記録の)55発宣言しろ!」とハッパをかけられ、照れ気味に「いっぱい打ちたい。(55本)打てたらいい」。今年こそ本塁打の“おかわり”だけで満腹にしてみせる。

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2010年1月4日のニュース